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東京メトロポリタン税理士法人 北岡修一の「闘う財務」

B/S思考を持つ

財務諸表には、貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)という2つの柱があります。毎期の損益を計算するのがP/Lで、決算期末の財政状態を表わすのがB/Sです。

したがって、経営者が常に追いかけている売上と利益は、P/Lによって表わされているのであり、経営者はどうしてもP/Lを中心に見ることが多くなります。経営者の感覚としても、売上から原価を引くと粗利が出て、さらにそこから経費を引いていくと、営業利益や経常利益が出てくるというのは、非常にわかりやすい構造です。

それに対しB/Sは、左と右に資産と負債があって、それぞれの残高が出ているだけ。多い方がいいのか、少ない方がいいのか、そもそもそれらは何を表わしているのか、非常にわかりづらい面があると思います。

このようなことから、経営者はどうしてもP/Lを中心にして見て、B/Sはわからないながらも、現預金残高程度は見るか、まったく見ていないかになってしまいがちなのです。

しかし、本当に強い会社、儲かる会社を作りたければ、経営者はもっとB/Sを見なければいけません。P/Lは部長以下に任せて、経営者はB/Sを中心に見るくらいでないといけないのです。また、見るだけではなくB/S思考を身につけていかなければなりません。もちろん、部長以下もB/Sを見なくていいわけではありません。とりわけB/S思考は営業部隊にも持ってもらわなければいけない大事な思考です。

B/S思考とは何か?その前に、なぜP/Lだけではいけないのでしょうか?P/Lは単年度の損益を計算する表です。「単年度」ということと、「損益」ということがキーになります。損益というのは、あくまで売上や経費を認識した時点で計上されるものです。どういうことかと言えば、売上は商品を引き渡した時に計上するのが原則であり、費用はサービスを受けたり、ものの引き渡しを受けた時に計上するものです。また、原価については、売上との対応関係によってはじめて計上されます。言ってみればP/L上の利益というのは、理論的に計上されているに過ぎないのです。現実として、すなわち現物=お金として、本当に入ってきているのか、資金繰りは大丈夫なのか、というのが全くわからないのです。もしかしたら、売り上げたお金は全然入ってきていないかも知れないし、倉庫には在庫がたくさん貯まっているのかも知れません。

そしてもう1つの「単年度」ということです。その年度は利益も出て良かったかも知れませんが、たとえば借入金が大変多くなっていて、翌年度からは支払利息が重くのしかかってくるかも知れません。資金繰りが忙しくなれば、安売りしてでも売ろうとして利益率が落ちていくかも知れません。単年度の売上や利益を求めるだけでは、会社は継続して利益を上げ続けていくことができないのです。

そこでB/SおよびB/S思考の登場です。B/Sは左(借方)に資産、右(貸方)に負債および純資産があります。さらに資産・負債は流動、固定などに区分されています。会社を継続してやっていくには、これらB/Sを構成する要素のバランスが取れていなければなりません。何よりも一番の問題は、資金繰り・キャッシュフローです。いくら利益が上がっても、資金繰りが悪ければ会社は倒産するのです。この資金繰りをスムーズに回すには、B/Sのバランスが取れていることが重要なのです。支払いをする前には、現金がなければいけない、それがきちんと回ってくるように考えておかなければいけません。そのためにB/Sを良く見る、バランスが取れるように日々の経営をしていくことが大事なのです。

また、継続して高い利益を上げるには、P/Lだけではだめで、B/Sを良くしていくことが大事です。過度の投資をしない、当然過度の借り入れもしない、在庫は少なくして回転率を高める、自己資本比率を上げて資金繰りを良くして、いい条件で取引ができるようにするなど、B/Sをブラッシュアップしていくことが、高い利益につながっていきます。

日々の損益を追求しながら、裏でB/Sがどのように変わっていくかを把握しておく、そういうようなB/S思考を是非持って経営をしてもらいたいですね。

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代表社員/税理士 北岡 修一

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