実践!社長の財務
削減するコストと投資するコスト【実践!社長の財務】第543号
2014.03.31
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日は、3月31日。ということは5%も今日まで、ということ...。
明日から消費税は、8%ということなんですね。
何だか実感はありませんが。
何か買っておきますか...(笑)。
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします!
削減するコストと投資するコスト
利益を上げていくには、売上を伸ばし、経費をできる限り抑えていくことです。
売上を伸ばすのは、相手(お客様)のあることですから、そう簡単には行うことができません。
しかし経費の方は、自分の会社だけでできることも多いですので、まずはこれをしっかりやることです。
ただし、経費は何でもかんでも減らせばいい、というものではありません。
削減するコストと、投資するコストを見極めることが大切です。
削減するコストとは、どこのものを使っても変わらない、やり方によっては使わなくてもすむもの、です。
消耗品、事務用品、家賃、水道光熱費、通信費、修繕費・・・などですね。
もちろん、同じ科目でも、内容によってはそうでないものもあるし、経営方針によっても違うでしょう。
そこにオフィスや店舗を構えることにより、売上増につながるのであれば、多少家賃は高く払ってもよいでしょう。
その条件の中で、最安になる方法を考えるのです。
逆に投資するコストとは、それをかけることによって売上が伸びる可能性のあるもの、です。
今だけでなく、将来に向けて、ということも含めてです。
たとえば、効果的な広告宣伝費、WEB関連費用、給料手当、教育研修費、研究開発費、IT関連費用、コンサルタント費用などですね。
もちろん、中身によっては効果のないものもあるので、常に見直しをしないといけないですが。
コストは、言ってみれば経営の醍醐味です。
どこにお金をかけて、何に投資をして、あるいは不必要なものは徹底的に削って、最大の成果を得ていくのです。
これはすべて、経営者が決めることができます。
コストのかけ方次第で、成果が変わってくるわけですから、
まさに経営そのもの、ということができるのではないでしょうか。
編集後記
今日は年度末。冒頭にも書きましたが明日から消費税増税です。
今日何かやっておくことはないのか、今一度考えてみてもいいですね。会社でもプライベートでも。
でも、会社の場合はあわてて買っておく必要はないですね。支払う消費税が上がったとしても、その分、売上の消費税から引けますから、納税する消費税が減ります。トータル同じです。
消費税は最終消費者が負担するわけです。したがって、自分が最終消費者であるものについては、今日買っておいた方がいいということですね。
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