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当月分の経費をきちんと計上する【実践!社長の財務】第538号

当月分の経費をきちんと計上する【実践!社長の財務】第538号

2014.02.24

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

今日は朝から2つのメルマガ&講演会メールを書いて大忙しです。ということで、早速本文に行かせていただきます。

本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします!

当月分の経費をきちんと計上する

先週は、節税ではなく、ムダな税金を払うな、という話をしました。先週は役員報酬でした。

今週は、当月分の経費です。

当月分の経費を計上する、って当たり前のことですが、これができていない会社も多いですね。

この当たり前のことを称して「節税」、と言っている場合もありますよ。

当月分の経費とは、当月までに発生した経費です。

当然、当月分の経費であるとともに、税金申告上も損金になるものです。

たとえば、締め後仕入。仕入の請求書が20日締めでくるのであれば、21日から月末までの仕入を、締め後仕入と言います。

請求書ベースで仕入を計上している場合は、この締め後仕入は翌月の請求書に入りますから、計上もれしてしまうことがあります。

これは当然の経費ですから、必ず入れてください。

仕入の場合は、重要な科目ですから、ほとんどの会社はきちんと計上しているでしょう。

ただ、それと同様な、月中締めの経費、たとえば清掃料や配送料、消耗品の購入など、月中締めの経費などはないですか?

そのような経費は、締め後をきちんと計上できるようにしましょう。特に決算時などは。

そういうもので大きなものは、人件費です。15日締めや20日締めで給与を払っている会社は、多いと思います。

これは、締め後の部分は翌月に払っていますから、当月の部分は未払金で費用に計上しないといけません。

ただし、役員報酬は日割りの概念はありませんから、締め後計上してはいけません。

細かく言えば、給与と一緒に経費精算している場合は、その経費も締め後の部分は計上します。

このように、当月分の経費でも、当月の経費に計上していないものは、結構あるかも知れません。

また、来週もこのような観点からお話しますが、他にもないかどうか、考えておいてください。

編集後記

先週は、パワステの話をしましたが、何人かの方が話題にしてくれました。意外と皆さん、編集後記読んでてくれているんですね!ありがとうございます。

ただ、あまり本文のことは、言われませんが...(笑)。
 
実はまた、今週も車がらみのお話。パワステも戻り快適に乗っていたところ、またまた何か見慣れない”表示”が出ました。

今度は何?と思って見たら、タイヤの空気圧に異常があると...80キロまではいいが、停車する時は注意せよとの表示。

また、何か起こったのかと嫌な予感がして、ガソリンスタンドに立ち寄りました。空気圧見てもらったところ、左後ろだけやたらに低い・・・よく見ると、大きな鋲みたいなものが刺さってました。

修理ではなく交換した方がいい、ということで、翌日またまた懇意のディーラーさんに預けることに。
本当に、毎週毎週、何かに祟られてるんですかね...(笑)。

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