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実践!社長の財務

会社再編よりも経営者は事業構想を!【実践!社長の財務】第521号

会社再編よりも経営者は事業構想を!【実践!社長の財務】第521号

2013.10.28

おはようございます。
税理士の北岡修一です。

久々いい天気で、気持ちのいい朝ですね!

10月も今週で終わり。追い込みは大丈夫ですか?
 
今週1週間も頑張っていきましょう!

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

会社再編よりも経営者は事業構想を!

最近は、通常の月次の仕事をしている顧問先であっても、組織再編(グループ内再編)や、M&Aの話(グループ外も含めた再編)の話が多くなっているような気がします。

アベノミクスの影響もあり、いろいろと世の中が動き出した、というような気もしています。

いつの世もそうですが、世の中は常に変わっていっている、やはりダメなものは、ダメになっていくし、
 
ちょっと形、やり方を変えればうまくいくことも多いのです。

だからいろいろと模索しつつ、進化を考えていかないといけないですね。

絶対安泰の企業などないのですから...。

なぜ、そのように変えていくのか、その意義、方針、目的などはもちろん、経営者が考えていくことです。

でも、その手法は、いろいろなやり方がある、ということを頭においておいて欲しいでですね。

それを補佐していくのが、私たち専門家だと思います。

社長、経営者は、とにかく自由に発想する。こうあったらいいなという理念、理想を考える。

それをどうやっていこうか、どうやっていくのが最も経済的合理性があるか、会社法上も税務上も問題なくクリアできるか。

経営者にとっても、社員にとっても、株主にとっても、取引先にとっても最も喜んでもらえるやり方は、何か?

経営者の思いにできるだけ添えるよう、手法を考え用意するのが私たちの役目ですね。

M&Aで事業を買うのも、収益事業を買うのも、株式売買がいいか、営業譲渡がいいか、不動産や資産購入だけでいいか、様々です。

場合によっては、会社の一部を吸収分割するなんてことも考えられます。もちろん合併もありますね。

会社の再編でも、単に新会社を作って新規事業をやるのか、既存事業も移すのか、あるいは会社分割を使うのか。

さらにはホールディングにするために株式移転を使って親会社を作るのか、等々いろいろ考えられるわけです。

これを経営者が全部勉強するのは、大変なこと。
それよりも経営者はやはり、事業の構想を練ること、ですね。
これが最も重要なことです。経営者しかできません。

ですから、経営者にはそれに専念してもらいたいですね。

あとは信頼できる、税理士なり、会計士なり、弁護士なり、ブレーンを揃えて、どんなことでも気さくに話し合えることが大事なのでは、と思いますね。

最近少しそういうことが多かったので、特にそう思います。

いろいろ考えて事業構想、再編構想はできた。

あとはどうやるかだ、とお悩みの方、是非、ご相談ください。

編集後記

先週は1週間かけて、今度の新刊「社長の『闘う財務』ノート」の献本先リストを作っていました。作っていたというよりも、何度も吟味していたという感じです。今年で税理士独立30周年ということの意味も込め、どなたにお贈りしようかと考えを巡らしていました。誰にお贈りしたら誰にもしないとおかしい、あの方はどうしよう?などと迷うことも多く、1日おいてまた考え直すということを繰り返していました。なかなか難しいものですね。

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