東京メトロポリタン税理士法人

お問い合わせ

〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビルディング17F

  1. HOME
  2. メールマガジン
  3. 実践!社長の財務
  4. ステップ7:売上最大、経費最小を実践する【実践!社長の財務】第282号

実践!社長の財務

ステップ7:売上最大、経費最小を実践する【実践!社長の財務】第282号

ステップ7:売上最大、経費最小を実践する【実践!社長の財務】第282号

2009.03.30

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
 
先週27日、2009年度の税制改正関連法が成立しましたね。
昨年は、ねじれ国会の影響で1ヶ月成立が延びましたが、今年はスンナリと決まりました。
 
やはり中小企業にとって大きいのは、法人税の軽減税率4%下げと、欠損金の繰戻し還付でしょう。
2月決算法人から、欠損の場合は、前期の法人税を取り戻すことができます。

しかし、意外と残念なのが、中小企業(資本金1億円以下)の企業しか使えないことですね。資本金が1億円超えていても、中小企業という会社は多いし、資本金2~3億円クラスの会社が、結構厳しかったりするものです。

また、資本金が1億円を超えると、人材投資促進税制が使えなかったり、結構不自由なことが多いですね。

別な法律では資本金3億円まで中小企業との定義もあり、税法でもこのくらいの基準まで引き上げた方が良いと思うのですが...

ということで、早速「実践!社長の財務」いってみたいと思います。

ステップ7:売上最大、経費最小を実践する

「売上を最大にし、経費を最小にする。」これはこのメルマガでも、何度も書いたと思います。

京セラの創業者・名誉会長である稲盛和夫氏の言葉です。

本当にシンプルな言葉ながら、利益を上げるためには、これほど示唆に富んだものはない、含蓄のある言葉だと思っています。

企業は利益を上げなければ、存続することができません。
しかし、だからと言って、「利益、利益!」と追求し過ぎると、嫌われる企業になってしまいます。

お客様、お得意様から嫌われてしまっては、本末転倒、これまた利益を上げるところから、ほど遠くなってしまいます。

また、何が何でも利益追求だ、という雰囲気が社内にあれば、社内の人間関係すらギスギスしてくるでしょう。

利益をあげることは、企業にとって必要だが、それを目的にあからさまに追求してはいけない。

利益を上げるには、売上を最大にして、経費を最小にする努力をすればいい。そうすれば、結果として、利益はついてくる。

この「結果として、ついてくる」ということが大事だと思います。

売上を最大にするには、お客様にトコトン役に立って、何度もリピートをもらえるように努力すること、です。

経費を最小にするには、社員全員の努力で、無駄な経費を省くこと、創意工夫してコストの削減を徹底的に行なうこと、です。

そして重要なのが、売上と経費を連動させない、ということです。

売上を増やすためには、経費を増やさなくてはいけない、という考えを捨てることです。

売上を増やすには、広告費をかけなければいけない、販促をしなければいけない、人を増やさなければいけない、拠点を増やさなければいけない・・・・

などなど、売上を増やすためには、経費をかけるのが当然、という考え方をやめることですね。

これをやっていたら、いつまで経っても儲からないし、経費が先行し、思惑がくるえば、赤字に転落してしまいます。

むしろ、経費を減らしながら、売上を増やすくらいの発想ができなければ、なかなか高収益体質の企業を作っていくことはできないでしょう。

今は、インターネットから、高度に進んだ物流や、外注サービスなど、たくさんあります。

これらを駆使することによって、経費をかけずに売上を上げる方法は、いろいろあるのではないでしょうか?

それを考えていくことが、企業の成長発展に直につながっていくことになります。

是非、売上最大、経費最小を、御社の場合はどのように実現するのか、考えてみてください。

編集後記

家の私の部屋の一辺は、床から天井まで全面書棚になっているのですが、土日に、これをかなり綺麗に片付けました。
本当にいらないものがたくさんあるんですね。何年も経つと...

特に下の段は、前にソファーが置いてあり、隠れているため、何年も前の不要なものがホコリをかぶっていました。かなり思い切って捨てました。

使わないもの、不要なものは、あるだけでマイナスの波動を出すそうです。そんな本を読んで、早速実行したのですが、確かにスッキリして、いい気が漂ってきたような気がします。

ということで、今週は、気持ちのいい新年度が迎えられそうです。

メルマガ【実践!社長の財務】登録はコチラ
https://www.mag2.com/m/0000119970.html

税務・財務・経営のご相談はお問合せフォームへ

税理士セカンドオピニオン

<< 実践!社長の財務 記事一覧