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実践!社長の財務

ステップ5:数字を公開する【実践!社長の財務】第280号

ステップ5:数字を公開する【実践!社長の財務】第280号

2009.03.16

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
 
今日は、編集後記に書いてあるものを見ていたら、遅くなってしまいました。

ということで、早速「実践!社長の財務」いってみたいと思います。

ステップ5:数字を公開する

今日は、高収益企業へのステップ5「数字を公開する」です。

どこに公開するか...それは社員です。
ステップ1~4のことができていれば、社員に公開する準備が整ったと言えます。

もちろん、それ以前に公開しても構わないのですが、やはり公開するには、その数字のバックボーンや見方がしっかりしていないと、変な誤解を招きかねません。

数字がいい、悪いは別にして、公開することに経営者は自信をもって公開しなくてはなりません。

数字を公開するのは、一緒に経営をしていく仲間として、社員を認める、信頼することだと思います。

社員もそれを意気に感じ、やる気を増してくれるはずです。

そして、公開しただけではなく、その数字をどのようにしたら良くしていくことができるのか、皆で考えることが大事です。

全員経営ですね。
やっている会社にとっては、当たり前のことかも知れませんが、やっていない会社は、これをすることによって、会社の雰囲気は、ガラリと変わると思います。

どこまで、どのように公開するかは、それぞれの会社の
やり方でいいと思います。段階を踏んで公開していく方法もあるかと思います。

ただ、どうせ公開するなら包み隠さず公開した方がいいと思います。一部だけだと、隠しているようですから...

ただし、給与の扱いだけは注意した方がいいですね。
個々の給与までは公開する必要はないと思いますし、公開する悪影響もどうしても出てしまいます。

給与は会社全体の合計、あるいは部門別の合計くらいまで公開すれば良いのではないでしょうか?

京セラのアメーバ経営では、給与を入れないところで、部門別採算を計算します。

そして、部門別採算をその部門の総時間数で割ることにより、「時間当たり採算」を出します。

それを、部門別利益の評価尺度にしているのですね。
「時間当たり採算」から、社員の平均時給を差し引けば、実際の利益は計算できます。

このような数字の使い方もあるのです。
要は、その数字を見てどう判断し、その結果どう動いていくのか、ということが大事なのです。

それがうまくできる方法を、是非、皆様の会社も独自に考えてみてはどうでしょうか。

編集後記

今日は朝から、WBCキューバ戦がやっていますね。
気になって携帯見ながら書いてます。現在3-0、是非、このまま突っ走って欲しいですね!

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