実践!社長の財務
ステップ4:経営指標・目標数値を決める【実践!社長の財務】第279号
2009.03.09
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
雇用調整助成金が、4,000億円上積みされるとの記事が出ていました。
この助成金は、従業員を休業させたりする場合に、一部費用を負担してくれるものです。
この助成金を増額することによって、リストラなどの動きを抑えようという意図です。
リストラよりも、少しずつ労働時間や給与が減っても、雇用を維持した方がいいだろう、という考えです。
昨日も、ワークシェアリングが定着したオランダの様子が、テレビでやっていましたが、テレビを見る限りは結構うまくいっているようでした。
ただ、一家の大黒柱がパートのような仕事をする、仕事よりも、それ以外のことが人生では大事だ、という考えになってしまうというのはどうなんだろう・・・と、私はとても違和感を感じましたが...
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう。
ステップ4:経営指標・目標数値を決める
御社では、目標にしている経営指標などは、ありますか?
高収益企業を目指していくには、財務面から見た、経営指標・目標数値を、是非、持っていただきたいと思います。
私が、「高収益セミナー」であげている経営指標は、次の4つです。
1.経常利益率
2.経営安全率
3.自己資本比率
4.一人当たり粗利益
5.一人当たり経常利益
特段、難しい指標はないですよね?
指標ですから、できるだけわかりやすいものがいいです。
この数値を改善する、良くすることが、御社の全体を良くしていくことにつながる数値、そのような指標で、わかりやすい指標を持つことです。
当然、社員にも説明して会社全体の目標にします。
個々の説明は、このメルマガで何度かしてきているのでしませんが、高収益企業の目安にするには、次の数値をあげています。
1.経常利益率 =経常利益/売上高⇒ 10%以上
2.経営安全率 =経常利益/粗利益⇒ 15%以上
3.自己資本比率 = 自己資本/総資本⇒ 60%以上
4.一人当たり粗利益粗利益/社員数⇒ 1500万円以上
5.一人当たり経常利益=経常利益/社員数⇒ 200万円以上
いずれも独断と偏見?に基づいた、私なりの数値設定ですが、それなりに高いハードルだと思います。
これを超えられるような企業になれば、高収益企業であり強い会社と言えるのではないでしょうか。
上記の指標に限らないと思います。
是非、御社の考え、方針にあった指標を持っていただき、それを常にチェックしていくことが、高収益企業への道につながります。
編集後記
最近、テレビで野球をあまり見なくなっていたのですが、WBC韓国戦初戦は、絶対見たいと思い、久々に最初から最後まで見ました。
たまに見るといいですね。日本代表の試合というのは、サッカーもそうですが、なぜか見たくなるものです。
でも、本当に野球は長い!と思います。CMもたくさんあるので見てて疲れてしまいますね。7回コールドで終わって良かったです。
さて、今日もう一度韓国戦。まあ、今日は見られませんが、今日は勝っても、負けてもいいですかね...
メルマガ【実践!社長の財務】登録はコチラ
⇒ https://www.mag2.com/m/0000119970.html