実践!社長の財務
売上げ増のネタは、現状にあり【実践!社長の財務】第248号
2008.08.04
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
この週末は、ある雑誌に「自己資本比率」に関する記事を書いていましたが、自分で書きながら、あらためて「自己資本比率」を追求する重要性を、再認識しました。
「自己資本比率」は、会社を良くするには最も重要な指標だと思います。
前述の、雑誌原稿のもとになった自己資本比率追求経営のコラムが当社のHPに載っていますので、よろしかったら是非読んでみてください。
こちらです。→ https://www.tm-tax.com/mind/column/column007.html
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう。
売上げ増のネタは、現状にあり
経費をかけず、売上を伸ばすことを考える、という話を前回はしました。
売上を伸ばそう、と思うと、どうしても新規のお客様や新しいビジネスに目が行きがちです。
あるいは、何かいいアイデアがないか、売上を上げるネタはないか、など、自分や自社以外の外に求めたりしてしまいます。
しかし、それは却って遠回りだと思います。
売上を伸ばす源泉は、自社の中、あるいは今のお客様の中にあると思います。
売上を伸ばすには、まずは今のお客様にトコトン満足していただくこと、です。
これが一番の方法であり、近道ではないでしょうか?
これには正直、それ程お金がかからないことだと思います。
サービスや販売は既にしているのですから、これにプラスアルファ、心遣いであったり、ちょっとした手間をかけてあげることであったり、常にお客様のことを気に掛けてあげることであったり、さらに便利になることを考えたり、この延長で考えればいいことです。
これをやるかやらないかで、お客様の満足度、自社に対する見方が180度違ってくるかと思います。
お客様が満足すれば、それは当然、回りに広がっていくものです。
口コミであり、紹介です。
お客様に対するサービスだけでなく、今持っている技術、商品、ビジネスの流れなども、徹底して見直してみることです。
今持っているものの延長で、改善すること、付加できること、などを考えてみることです。
考えればいろいろあると思います。
改善や付加のない会社はないはずです。
これらが、新たなサービスやより付加価値の高い商品を産み出していくことにつながっていきます。
常に今の延長線上、関連分野で新たな売り上げ増のネタを考えていくことです。
自社の中にすべてはある、まだまだ宝の山は埋もれている、と考え、社員皆でそれを掘り進めていく...
是非、これを進めていっていただければ、経費をかけなくても売上を増やす、ことは可能ではないでしょうか?
編集後記
先週、背中の日焼けの話をしたら、いろいろな方からご心配いただいたり(中には笑われたり・・・)、防御法を教えていただいたり、しました。ありがとうございます。この話にこんな反響があるとは思いませんでした。
この土日はその後遺症で、とにかく背中がかゆくてどうしようもありませんでした。娘が楽しんで背中の皮をむいてくれていましたが...結構、そういうものは熱中してしまうものですね。でも、もうそろそろヤマは越えたようです。(笑)
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