実践!社長の財務
数字は嘘をつかない【実践!社長の財務】第233号
2008.04.21
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日からまた、新しいテーマで行こうかと思っています。
正直、233号も書いていると、ひと段落した時に、次は何を書いて行こうかと、迷ってしまいます。
あれはもう書いたし、この程度のことは基本的過ぎてしまうし...
考えてもなかなか結論が出ないので、最後は...
「書きたいことを、書こう。」と。
自分が好きでやっているメルマガだから、誰に強制されたわけでもないし、やはり書きたいことを、書くしかないと。
そう思ってしまいます。
ということで、やっていきますので、よろしかったら今後もお付き合いください。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
数字は嘘をつかない
先週、ある方と話をしていて、「数字は嘘をつかないですからね。」というようなことを、話されました。
当たり前の話なのですが、それにはハッとさせられました。
どのような考えで事業をしてきたか、どのような行動をしてきたか、口で言っていることと、実際の行動はどうだったのか...
これらの結果は、数字にすべて表れてきます。
会社のことを知らなくても、出てきた数字を見れば、何に力を入れてきたのか、何を大事にしてきたのか、
また、どんなところはさぼってきたのか、ルーズだったのか、などもわかってしまうのです。
もちろん、そのためには、表面的な数字だけでなく、必要に応じて、より突っ込んだ詳細な数字なども、見る必要がありますが。
いわゆる経営分析というものですが、難しい分析をする必要はなく、数字をじっくり見て、深く考えてみれば、わかってくるものです。
私が、ハッとしたというのは、「でも、その数字が間違っているものだったら...わかることも、わからないよね...」
ということです。
もちろん、間違った数字が集計されている、ということがわかれば、それがこの会社なんだ、経営者の考えがそうなんだ、ということがわかります。
でも、正しい数字が出ている、という前提がくるってしまっては、もっともっと有用な情報があったのに、それを知ることができなくなってしまいます。正直、もったいないのです。
だからこそ、会計というのは、重要なんだな、ということです。
会計は、株主への報告や、税務申告、銀行への書類提出のためにやるものではありません。
やはり、まずは自社の経営を良くするためにやるものだ、ということですね。
出てきた数字が、何を伝えてくれるのか、これを真剣に考えることが大事でしょう。
数字は単なる結果ではなく、何かのメッセージを伝えてくれていると考えてはどうでしょう?
そのメッセージを読み取るのは、決して会計の知識ではなく、受け取る側の感性だと思います。思い入れだと思います。
そんな、数字からのメッセージについて、次回から書いてみようと思います。
でも、果たして私に感性があるかどうか...不安ですね(笑)。
思い入れだけはあるつもりですが。
編集後記
今週が終わると、いよいよGW。とは言っても来週は、火曜日休みが増えるだけ。再来週も、月火の休みが増えるだけ...何かちょっと寂しいですね。
まあ、とにかくやることはたくさんあるので、私はそれでもいいのですが...
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