実践!社長の財務
経費は意識しないとおさえられない【実践!社長の財務】第493号
2013.04.15
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
4月中旬、GWまであと2週間、というところです。
今年のGWは、皆様もう予定は立てていますか?
私の方は、GW期間中にセミナーがいくつかあります。
3月末に相続税増税などの税制改正が決まったこともあり、相続税対策などのセミナー依頼が、すごく増えていますね。
また、それに来年の消費税増税もありますから、結構出番?が多くなってきています。
また、皆様に案内できるセミナーがありましたらお知らせします。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
経費は意識しないとおさえられない
アベノミクス、日銀の大胆な金融の量的・質的緩和などによって、景況感が良くなっていますね。
お金を使ってもいいかな、というムードになってきたような気がします。
結構、このムード、世の中の雰囲気というのは大事だと思います。
民主党時代は、そういうムードをまったく感じさせなかったという気はしますね。
野田さんなんかは、がんばっていたのですが...。
皆様の会社のお客様は、いかがでしょうか?
少しはお金を使おう、という雰囲気は出てきましたか?(笑)
先行きの見通しが明るくなり、お客様の動きや、売上にもそれが反映されてくると、会社の中も一気に明るくなってきます。
前向きな計画や、企画がどんどん出てきて、このいい流れに乗っていこうと、皆が積極的に動いてくれます。
やはりこういう時期にいかに波に乗れるか、というのは大事だと思います。
ムードはいいけど、実際の売上は上がらない、では、どこかでくたびれてしまいますから、実績に結び付けることが大事です。
その実績が、また実績を呼んでいく、そういう流れにしていかないといけないですね。
ムードもいいけど、現金も大事、ということです(笑)。
また、こういう時には、経費の方が緩みがちになってしまいます。
ムードに乗って、売上を伸ばすことに意識がいって、経費の方が甘くなってしまうのです。
そんな後ろ向きのことよりも、前向きのことが大事だ、
むしろ経費を使って、どんどん売上を上げていくべきだ、みたいになってしまいます。
経費をおさえる、ということは、どうも後ろ向きのことととらえられているようですね。
でも、そんなことはありません。
同じ効果が得られることを、いかに少ない経費でできるか、それはとても、前向きな挑戦です。
創意工夫がいるのです。
売上を伸ばすにも、創意工夫が必要でしょうが、
経費をおさえるにも、創意工夫が必要です。
言ってみれば、両方とも同じように、前向きな努力なのです。
でも、経費の方は、ちょっと調子が良くなると、すぐに忘れがちになります。
ほっておくとどんどん増えてしまいますからね。
売上は、意識せざるとも、増やそう増やそうと、皆がんばりますが、
経費は意識しないと、おさえられないものなんですね...。
おそらく人間の基本的な性質によるものなのかも、知れませんね。
ということを、よく理解して、このいいムードに是非、乗っていきましょう!
編集後記
この欄で3月から、留学生がホームステイする、と書いたら結構、皆様覚えていてくれて、どうですかと聞かれることがよくあります。
フィンランドから男子学生が来ていて、春から高校3年に入っています。1ヵ月ちょっと経ちましたが、もうすっかり家族の一員という感じですね。長男が就職して大阪に行っていますから、その代わりという感じもします。言葉も日本語が大分うまくなっていますし、英語と織り交ぜて、会話も問題ないですね。
昨日は学園祭のようなものにも一緒に行ってきて、先生にも挨拶してきました。7月までですが、いろいろ日本のいいものを見せてあげたいですね。
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