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経営に関する数字は「唯一の真実」を表す【実践!社長の財務】第210号

経営に関する数字は「唯一の真実」を表す【実践!社長の財務】第210号

2007.11.12

おはようございます。
税理士の北岡修一です。
 
先週は慌てて小沢さん辞任の報を書いてしまいましたが、あっさり撤回...何だったんでしょう...?

あまり慌ててものを見ないことですね。

せっかく民主党もいい線を行っていたのに、これで若干不信感が出てしまいました。

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

経営に関する数字は「唯一の真実」を表す

先週は、『会計理念経営』の定義みたいなことをお話しました。

すなわち、会計理念経営とは、「会計を経営の中枢に据えた経営」である、ということでした。

こういうような経営をやっていくべきではないか、こういう経営をしていった方が、会社が良くなるのではないか、ということです。

勘違いして欲しくないのは、営業や製造や開発よりも、会計が上にくるわけではない、のです。

あくまでも、「経営の中枢」に位置しているということであって、前面にでるわけではないのです。

そこで、『会計理念経営』10カ条を作ってみました。
1条ずつ紹介してみたいと思います。

 
第1条 実態の数字、真実の数字を直視する
・・・最低の数字を見ておけば、これ以上悪い実態ははない
・・・経営に関する数字は、「唯一の真実」を表すものである

会社経営においては、会社の本当の姿を見ておく必要があります。
それを端的に見れるのが、「会計」です。

会社の本当の姿を見ておかなければ、経営者は勘違いをしてしまいます。
それにより、大きな経営判断のミスも起こるのです。

この本当の姿は、厳しく見ておく必要があります。
厳しく正しい会計をして、「最低の数字」を見ておくことが、逆に安心感を提供してくれます。これ以上悪い実態はないと...

会計処理の仕方によっては、会社の数字は変わってきますが、本来、それではおかしいと思います。

真実は1つしかないわけで、その真実を表す会計処理を追及していかなければならない、ということです。

編集後記

もうあっという間に11月も中盤。今年も残すところ1ヶ月ちょっとというところですね。早いものです。
どうも暖かい時期が長かったせいか、季節観というか、暦観がずれているような気がします...私だけかも知れませんが。

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