実践!社長の財務
リーダーの単位で採算を管理する【実践!社長の財務】第492号
2013.04.08
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
4月第2週、学校も始まり、本格的に新年度が動いてきた感じですね。
私どもも、これから3月決算の作業に入っていきます。
早いところでは、今週中にもまとめてしまいます。
特に上場企業、その子会社、関連会社などは、本当に決算が早いですね。世の中どんどんスピードアップしている感じです。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
リーダーの単位で採算を管理する
先週書きましたように、ある程度組織が大きくなってくると、全体だけで管理することはできなくなります。
特に数字の部分については、細かい単位でそれぞれが管理していく必要があります。
そこで、事業部とか、支店とか、部門とかの単位が必要になってきます。
それぞれの単位が、きちんと採算を取ってくれなければ、会社は成り立っていくことはできません。
まず、大事なのは採算管理をどのような単位で分けるか、ということですね。
単純に、組織図どおりの単位に分けるだけでは、ダメです。
日常の仕事の単位として、そのリーダーが採算に責任を持てる単位ごとに、分けるのがいいでしょうね。
組織図どおりに分けても、自分の目の届かない範囲で動いている人がたくさんいる、というような単位では、採算に責任を持つことができないですから。
やはり採算の単位、というのは、リーダーの単位で決めるのがいいのではないか、と思います。
その採算の単位で、計画を立て、実行し、途中経過を管理して、いかに目標を達成するか、部下を叱咤激励しながら日々、追求していく、そのようなことができる単位です。
こういう細かい単位で、採算を管理していくことができれば、自ずと全体でも、いい業績になっていくはずです。
もちろん、会社全体の戦略もあるでしょうから、小さい単位を統括するような組織も必要なのでしょうが、それはあくまで、大きな方向性ですね。
やはり日常の管理、特に数字の管理は、細かい単位である必要があるでしょう。
編集後記
先週末は、日銀の大胆な政策で度肝を抜かれましたね。さて、今週はどのような動きになるのか、注目です。それにしても、トップ1人の決断が(もちろん何人かの合議ではありますが)、市場を、世界をも動かしてしまうというのは、改めて驚きですね。
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