実践!社長の財務
中小会計要領を最低基準とする【実践!社長の財務】第839号
2019.12.02
中小会計要領(正式には「中小企業の会計に関する基本要領」)というのを、ご存知ですか?
これは、中小企業でも簡単に利用できる会計ルールとして作られたものです。
それ以前には(今もありますが)、中小会計指針というものもあったのですが、これはちょっと高度で、現実的には、中小企業にはハードルが高い部分もありました。
同じ中小企業向け、ということで、まぎらわしいのですが、まずは「中小会計指針」というのを、最低基準として、自社の会計を見直してみるのが、良いと思います。
中小会計指針で、検索すれば、その解説や要領そのものも出てきますので、一度見てみてください。
昨今は、税効果会計や組織再編の会計、国際会計基準など、様々な会計への対応が求められています。
ただ、多くの中小企業では、それを取り入れても、実質的にはあまり意味がないことが、多いですね。
それよりも、基本的な会計をしっかりやり、まずは自分たちが、自社の実態を知っておくことが大事です。
さらに、関連する銀行や税務署等に、正しい会社の状況を報告し、適正に理解してもらうことが重要です。
そのような現実を踏まえた会計のルールが、中小会計要領と言えると思います。
たとえば、貸借対照表の表示を、流動と固定をしっかり分けるとか、損益を発生主義で行い、経過勘定なども(前払費用や未払費用など)しっかり計上すること、などです。
税務署に否認されなければいい、という税務会計ではなく、表示を含めた会計をしっかりやりましょう、ということです。
どんなことが書いてあるのか、是非、検索してみてください。
編集後記
昨日、長男に子ども、すなわち初孫が生まれました!写真で送ってくれましたが、ちょっと感動的ですね!私は息子に似ていると言い、妻は嫁に似ていると言い、私達2人とも興奮気味です。LINEでは、息子と妻で、名前をどうするかで、応酬を繰り広げています(笑)。
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