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思わぬ経費が減って利益が…【実践!社長の財務】第902号

思わぬ経費が減って利益が…【実践!社長の財務】第902号

2021.02.15

このコロナ禍で、業績に大きな影響を受けてしまった会社は多いかと思います。

12月決算というのは、結構多く、当社顧問先でも今続々と決算が上がってきているところです。

本当に業績が厳しいところもありますが、中には、売上が減ってしまったけれども、活動が制限されたため、経費も大きく減った企業もあります。

また、各種給付金や、雇用調整助成金なども業績の落ち込みをカバーしています。

その結果、思わぬ大きな利益が出て、本当に間違いはないのかと、目を疑っている企業もあります。

確かにこのコロナ禍で、思ったような活動ができず、旅費交通費、広告宣伝費、交際費、会議費、諸会費などが大きく減っています。

もちろん、この困難な状況の中でも、何とか会社が継続していけるよう、赤字にならないよう、皆で必死に努力してきた結果でもあると思います。

ただ、これだけの経費をかけなくても、今まで以上の結果が出せた、ということは少し考えておく必要があるかも知れませんね。

もしかしたら、今まで経費をかけ過ぎていたのではないか、本当に必要な経費だったのか、ということです。

あるいは、今までのようなやり方ではなく、リモートを活用したり、会議や接待などを減らしたり、広告や販促のやり方を見直すなどが、必要なのかも知れません。

このコロナ禍で、状況が変わったことにより、今まで気づかなかったことに気づけたとしたら、悪いことばかりではなかった、と言えますね。

もうすぐワクチンが行き渡って、コロナが収束していったとしても、是非、この間に経験したこと、気づいたことを、経営に活かしていって欲しいと思います。

編集後記

今週16日より、いよいよ確定申告受付です。今年は早くも申告期限1か月延長が決まっていますが、できるのであれば3/15までにやってしまった方がいいと思います。ダラダラ延ばしても却って後でアセることになります。

私どももやるべきことは早くやっておかないと、次は法人の3月決算が待ち受けていますから。お客様の皆様、ご協力よろしくお願いいたします

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