実践!相続税対策
自分の財産債務を整理する【実践!相続税対策】第495号
2021.06.16
おはようございます。
税理士の宮田雅世です。
第490号のメルマガで「相続が発生したら何をするべきか」という内容をお話しました。
相続人が、相続税申告を行うまでの流れを簡単にまとめてお話しましたが、それをスムーズに行うためには、被相続人が生前に整理しておくことも大事です。
自分が亡くなったとき、明らかに相続税申告が必要だと思っている方も、そうでない方も、まずは財産債務の整理をしてみましょう。
今では、遺言書を作成している方も多くいらっしゃると思います。自筆で作成していたり、公正証書遺言であったり。
そのような遺言書を作成していなくても、エンディングノートを活用してみるのもよいと思います。
とにかく、自分の財産、債務をどこかに記して残しておくと、残された家族は苦労しなくて済みます。
相続人にとって、財産債務の整理をすることが、一番大変なのではないかと思います。
申告や登記などは専門家がいますから、依頼すればよいのです。
ただ、被相続人の財産債務に何があるか、を見つけられるのは、身近な人だけです。
財産債務にかかる契約書、保険証券、通帳、証書、このような書類は、ある程度まとめて保管しておくことも重要です。
手続きする際には、これらの書類がないと時間もかかり、余計な支払いが発生することもあります。
今から自分の財産債務の整理をすることで、実は必要ないものが判明したりしますので、その場合は思い切って解約、処分もよいと思います。
物が多ければ多いほど、遺品整理はものすごく労力がいります。
残された家族のために、今のうちから少しづつ、整理してみてください。
編集後記
おうち時間で、アニメを観るのが一つの楽しみです。
今、はまっているのは「進撃の巨人」。
ファイナルシーズンがTV放送されていますが、その前に、過去の録画を観ています。ストーリーなど衝撃的すぎですが、のめり込めるくらい面白いです!
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