実践!社長の財務
PDCAのどこが問題?【実践!社長の財務】第466号
2012.10.08
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
連休最後、いい天気で、気持ちいいですね!
のんびりしたら、配信遅くなってしまいました。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
PDCAのどこが問題?
PDCAという言葉は、皆様知ってますよね?
Plan→Do→Check→Action
計画→実行→検証→改善
のサイクルですね。
このPDCAサイクルを、しっかり回していければ、
会社は、自ずと成長していくはずです。
しかし、これがなかなかできていない、という会社が多いのではないでしょうか?
このサイクルがうまく回らない原因は、どこにあると思いますか?
もちろん、4つそれぞれが重要ですので、一概にどこが、とは言えないかも知れません。
でも、私はあえて言えば、そもそものPに問題があることが多いのでは? と思います。
計画は、どのように立てられたか、ということですね。
あまり根拠もなく、前年比一律何%増で作った、とか、
結局は、上からの押しつけ数字だったり、
ヘタすると社長と経理で作ったものが、そのまま計画になっていたり...
このような計画であれば、当然、自分たちの計画として、絶対に達成しようというモチベーションが湧いてこないでしょう。
また、もう1つの問題は、
たとえ自分たちで計画数字を作ったとしても、それをどう実行するのか、本気の具体的な施策がない、という場合です。
計画を立てるのであれば、それをどうやっていくのかが、描けていないといけません。
計画は単なる予想や予測ではないので、自分たちがどのように動いて、その数字になるのか、とセットで考えていなければなりません。
要は社員皆が、「その気になって」絶対やるんだと思って具体的に計画を作らないと、意味がない、ということですね。
そうやって、具体的な行動も含めて作った計画であれば、
スタートから100%の力を出していくことができます。
また、具体的に作った計画(P)であればこそ、
実際にやってみて(D)、
どこが悪かったのか検証する(C)こともできるし、
それに対する改善案も出す(A)ことができるのです。
ですから、PDCAといっても、まずはその半分以上は、Pに力を入れることが重要ではないかと思います。
是非、全社一丸のPを作って欲しいですね!
編集後記
連休は、今週行うセミナーの準備に追われましたね。
はじめてのテーマのセミナーなので、皆様にどのようにお伝えするか、まとめるのが大変です。
どういうセミナーになるか、乞うご期待ということで...
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