実践!社長の財務
自分たちの数字にすること【実践!社長の財務】第464号
2012.09.24
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
先週、経営計画のセミナーをお知らせしましたが、とても反応がいいですね!
あっという間に10人以上の方が、申し込んでくれました。ありがとうございます。
今までの経験プラス、いろいろな会社の事例を集め、皆様のお役に立てるセミナーにしていきますので、是非お時間作っていただき、ご参加ください。
(案内は、下の方にあります)
ただ、今回は2時間のセミナーで、全体的な話が中心になるので、さらに詳細な実践的なやり方については、何回かのシリーズでやりたいな、と思っていますので、
こちらもご期待ください。
とにかく、利益の上がるいい会社、強い会社にしていきましょう!!
また、今週、相続税対策のセミナーもやりますが、こちらの方の案内も、下の方にありますので、気になる方は、是非ご参加ください。
では、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
自分たちの数字にすること
経営計画を作って、それを達成していくために、最も基本的で大事なことは、
その計画数字を、自分たちの数字にすること、ではないでしょうか。
計画を達成しよう、何が何でも達成しようという思いは、押し付けられた数字では、心底湧き上がっては来ないでしょう。
やはり自分たちで作った、自分たちで決めた数字であればこそ、それを達成しようという、強い思いが湧きあがってくるものです。
ですから、経営計画を作って、それを達成しようと思えば、いかに、全社員が、これは自分たちで作った計画だと思えるようにするか、どうかです。
では、全部、社員に任せて作ればいいかというと、決してそうではありません。
社員に任せて計画を作れば、多くは低い目標数字になってしまうのでは、ないでしょうか?
いくらでも好きに作っていいと言われれば、相当努力しなければ達成できないような、高い目標数字を掲げることはしないでしょう。
普通にやれば達成できるような、無難な計画を作るというのが、心情だと思います。
これは経営者だって、社員の立場になればそうするのでは?
やる気がないのではなく、目標は無難にしておいて、
頑張ってそれを大幅にクリアしてやろう、その方が評価してもらえるだろう、と思うのではないでしょうか。
万が一、うまくいかなくても、目標はそこそこ達成できるし。
なんて考え方が、一般的な社員の考え方ではないでしょうか?
では、どうすれば、社員自ら高い目標を作ってくれるか?
ここが、やはり経営者の腕の見せ所です。
経営計画を作る前に、経営者が社員にどういう話をするか、です。
うちは今、どういう状況にあるのか?
その中で、うちが目指す方向性はどういう方向か?
どういう方針、思いでやっていくのか?
そのために、今年度は何をどのくらいやらなければいけないのか?
それができれば、来年はこうなる、将来はこういう会社にしていくことができる。
だから、今年度は、こうやっていこう!
・・・・・・
みたいな話をするわけです。
こういう話を聞いて、社員がどのくらいの目標を出してくれるか。
それが足りなければ、また、経営者からいろいろ話をしていく。課題を出していく。
ボトムアップではあるけど、結局はトップダウン?
そんな計画の作り方が、いいのではと思っています。
編集後記
先週末は、大阪に行ってセミナーをしてきました。
対象は何と、同業者の税理士の先生方です。あまり同業者の前でやったことがないので、ちょっと勝手が違いましたね。
内容は、会計参与の実務事例。そして会計人が行なう経営コンサルティングについての話です。
会計参与は1社だけやっていますが、会計参与として具体的にどんなことをやっているのか、その効果は、など思うところを話してきました。あまり会計参与事例など、話す人はいないので、多少は参考になったかな、とは思いますが...。
でも、やはり同業者の前でのセミナーは、気を使いますね。
偉い先生もたくさんいたので...疲れました(笑)。
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