実践!社長の財務
銀行とのお付き合い【実践!社長の財務】第987号
2022.09.26
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
先日、ある会社が敷地の一部に新規の建物を建てる計画を立て、銀行に建築資金の借入れを打診しました。
結果として、借入れは出るのですが、希望額にはとても満たない額でした。
その会社は、とても財務内容のいい会社です。
利益もずっと出しています。
したがって、銀行借入れは現状はありません。
資金も運転資金としては潤沢にありますが、やはり建築資金など、大きな資金で長期に寝てしまう資金は、別途資金調達が必要になってきます。
銀行が言うには、預金取引はあるが、融資取引は初めてなので、どうしても、融資額は○○まで、金利もこの程度から、というような制限がある、ということです。
いくら財務内容が優良であっても、最初は...ということでした。
銀行にもそれぞれ取り決めがあるのでしょうから、そう言われてしまえば致し方ありません。
他の銀行や、他の資金調達手段を考えることになりました。
財務内容が良ければ、自己資金で十分やっていけるのであれば、銀行借入をする必要はない、とは思っていますが、このようなこともある、ということですね。
ある会社は、急成長して資金も潤沢になってきており、設立当初の借入金も返済が終わるところでした。
ただ、何があるかわからないから、ということで、3年くらいで返せる借入金を再度借りて、毎月返済をしています。
もちろん、借りなくても十分やっていけるのですが。
銀行とのお付き合いは、ビジネスをやっている以上、預金取引も含めて必ずあります。
どこに口座を開く、どこから借入れをする、というのは資金の問題だけではなく、取引先やビジネスの広がりなどにも関連してきます。
これらを総合的に考えて、銀行とどのようなお付き合いをしていくのか、考えていかないといけないですね。
編集後記
週末は大学卒業以来初めて、母校のバスケットボール部の応援に行ってきました。
私は高校まではバスケットボールをやっていましたが、大学ではやりませんでした。
ただ、多くの仲間が大学でもやっており、その1人が今年から、母校の監督になったこともあり、応援に行きました。
久しぶりに見るバスケの試合はいいですね!
昔を想い出し血が騒ぐ感じです。ただ、ルールが大分昔とは変わっているため、戦い方もずい分違ってきているのを感じます。
残念ながら今回は負けてしまいましたが、また行きたいですね!
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