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同族株主のいない会社の株式評価【実践!事業承継・自社株対策】第118号

同族株主のいない会社の株式評価【実践!事業承継・自社株対策】第118号

2022.09.23

Q 私が代表を務める当社は、私の親族で25%の株式を保有しており、それが筆頭株主グループです。
ちなみに私は10%の株式を持っています。

同族で30%以上を持っていると、それ以外の株主は配当還元方式で評価できるとのことです。

30%以上の株主グループがいない場合は、皆、配当還元方式で評価できるのですか?
私も配当還元方式でよいのでしょうか?

A 御社は、同族で30%以上の株式を保有するグループがいないため、同族株主のいない会社、となります。

同族株主がいない会社の場合は、次に15%という基準が出てきます。

同族株主がいない会社で、15%以上を保有する株主グループがいる場合は、その株主グループ以外の株主については、配当還元方式で評価することができます。

ただし、15%以上を保有する株主グループに所属していて、かつ、単独で5%以上保有している方は、配当還元方式は使えず、原則的評価方式となります。

ご質問者の場合は、単独で10%を保有しているとのことですので、原則的評価方式となります。

なお、株式の保有割合は議決権ベースとなります。

《担当:税理士 北岡 修一》

編集後記

2週連続3連休ですね。秋のゴールデンウイークと言ってもいいかも知れませんが、どうも天気がすっきりしませんね。
明日は母校のバスケットボールチームの応援に行こうと思っています。体育館なので雨でも大丈夫とは思いますが。

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