実践!社長の財務
時間をかけてB/Sを良くする【実践!社長の財務】第993号
2022.11.07
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
先週、会社はゴーイングコンサーン、未来永劫継続していかなければいけない、と書きました。
そのためにはやはり、バランスシート(B/S)を良くしていく、ということが非常に重要です。
B/Sを良くしていくには、時間がかかります。
でも、社長の良くしていこうという想いと、時間があれば、必ず良くなっていきます。
B/Sが良くなっているかどうかは、純資産の額と、自己資本比率です。
自己資本比率は最低30%、継続企業にしていくのならば、50%以上は欲しいですね。
純資産、自己資本比率を上げていこうとすれば、もうこれは、毎年しっかり利益を出し、変な節税などは考えずに、税金を払い、税引き後利益を貯めていくしかありません。
多額の法人税等を払うとなると、何とか減らせないかと思うのは人情ですが、これを会社を継続していくため、いい会社にしていくための経費だ、と思って払っていくことです。
その繰り返しが、純資産の多い会社、自己資本比率の高い会社、現預金の多い会社、借金のない会社、すばらしい財務内容の会社、になっていくのですね。
これには時間がかかるのです。
でも、社長がいい会社にしていきたい、という思いがあれば、5年も経つとガラッと財務内容が変わっています。
ものすごく良くなっていきます。
時間がかかるとは言いましたが、まずは5年です。
大して長い期間ではないかも知れません。
B/Sを大事と言っていますが、それを良くしていく元はP/L(損益計算書)です。
P/Lを良くしていくには、もちろん、社員全員で売上を上げていかなければなりませんが、それと同時にムダな経費を使わないことです。
売上最大、経費最小を是非、皆で実行して欲しいですね。
今日は何度も書いていることを、また改めて書いていますが、本当に時間さえかければ、劇的に変わるということを感じていますので、改めて書かせていただきました。
是非、これから5年後のB/Sを楽しみに頑張ってください。
編集後記
このメルマガも現在993号。今年の最後で当初目標である1,000号に達します。
年間50回とするとちょうど20年ということですね。
よく書いてきたなと思っていますし、もう、ほぼ書き尽くしているのかなとも思います。
ですので、一旦これで区切りにしようと考えています。
あと7回、今までも振り返りながら書いていきたいと思います。
最後まで、何卒よろしくお願いいたします。
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