実践!社長の財務
売上を最大限に、経費は最小限に【実践!社長の財務】第995号
2022.11.21
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
冒頭の言葉は、今年亡くなられた稲盛和夫氏の言葉です。
稲盛和夫氏の提唱する「経営の原点12ヶ条」の第5条にあります。
経営の原点12ヶ条は、私も所属していた盛和塾において、稲盛塾長が常々「この経営の原点12ヶ条さえ実行すれば、京セラくらいの会社は、誰でもできる」と言っていたものです。
シンプルではありますが、その位重要な要諦かと思っています。
経営者の方は、是非、全条を読んでみてください。
「経営の原点12ヶ条」で検索すれば、出てきます。
会社を良い会社にして、継続していくためには絶対的に利益が必要です。
ただ、利益を追求すると自社さえ儲かればいい、という自分本位の経営になってしまいがちです。お客様が取り残されてしまう、ないがしろにされていまいかねません。
それでは本末転倒であり、結果的に会社は衰退していくことになります。
そこで利益を追うのではなく、お客様に尽くすことによって最大限の売上を目指す、一方で自分たちの努力によって経費を最小限にすることを目指す。
この2つを同時に行うことによって、結果として利益が出てくる、このような状態を目指せ、ということなのです。
売上と経費は分けて考える、ということです。
通常は、売上を上げるためには、経費もかかる、ということになりがちです。
広告費とか人件費などが典型的です。
そうではなくて、売上と経費は切り離して考える、売上と経費を連動させないことが大事、ということをこの項目では言っています。
高収益の会社をつくるには、この考え方が非常に重要です。
売上が増えているときこそ、チャンスです。
その時に経費を増やさず、最小限の経費で経営することができれば、利益は最大化します。
その経営を続けていけば、利益率の高い、高収益の会社にしていくことができます。
そういう会社を目指したい方は、是非、これを実行していただきたいですね。
編集後記
先週末は、中高時代のバスケットボール部のOB会がありました。
久しぶりに、卒業以来50年近くぶりに会う人がいて、懐かしい思い出がよみがえりました。
最近は結構名前を忘れることもよくありますが、その位昔の人の名前は結構出てくるのには、自分でもビックリしますね。
このくらいの時間が経つと本当に人生人それぞれ、いろいろなことがあるなあ、と実感しました。
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