実践!社長の財務
これからの働き方【実践!社長の財務】第1004号
2023.01.30
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
最近、たて続けに、社員のほとんどが会社に行かず、テレワーク、直行直帰で仕事をしているような会社の社長にお会いしました。
「もう2年くらい、あまり会社に行っていないなあ」と普通に言うのでビックリします。
そういう会社も多いようですね。
当社などは、コロナが下火になり、あまり感染者数を気にしなくなってからは、事務所に来る人が多くなりました。
テレワークの制限はずっとはずしていますので、やろうと思えばできますが、やはり仕事のやりやすさ、質を考えると、事務所にきた方がいい、と思うからです。
難解な案件、ちょっとした質問、検討打合せなどは、事務所に皆がいてこそ、できることです。
また、お客様もしょっちゅういらっしゃいますし。
業種や仕事のやり方によっても、違うかとは思います。
ただ、ほとんどの社員がテレワークで出社せず、業務に問題はないのだろうか、業績に影響はないのだろうか、という疑問はあります。
たて続けに聞いた数社は、業績のいいところも、ちょっと問題があるところもあります。
テレワークと業績の相関関係はどうか、などもその内うち出てくるのかも知れません(今もあるかも知れませんが)。
先々週は、母校の税理士会で勉強会をしました。
そこでのテーマは、仮想通貨やNFTです。
その中で出た話に、ブロックチェーン技術を使ったDAOという組織があります。
DAOとは、分散型自律組織といって、メンバーが主体的に共同所有し、管理する組織です。
そこには、トップがおらず、議題に対して、メンバーが投票して過半数を獲得したほうへ、組織全体の方向性が決まる。
自動プログラムが処理を実行して、ブロックチェーンへ記録、集計や実行などの過程で人の手が介入しないため、誰かの意思がそこに働くことはない、ということです。
もちろん、投票などはネット上で行われるわけですね。
テレワークやDAO、NFTなどを聞いていると、これからは、株式会社ではない組織で、会社運営、仕事が行われていくかも、知れないなと思いますね。
働き方改革がいろいろ言われる中、様々な可能性を探っていくことは重要です。
新しい技術などの情報収集も必要です。
ただ、仕事の主体はあくまで人であることをベースに、お客様、社員にとって何が良いのか、考えていくことが大事だと思います。
編集後記
先週はこのメルマガお休みしました。
毎回月曜日の朝に書いていますが、どうにもやることが立て込み、パスしてしまいました。
ご連絡をいただいた方もいますが、体調を崩したわけではないので、ご心配なく。
ただ、1000号を超えたことで、気が緩んでいるかも知れませんね。
今後も、多少回数を減らすかも知れませんが、何卒ご理解いただけますと幸いです。
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