不動産 税金相談室
令和4年分の確定申告【不動産・税金相談室】
2023.02.10
Q 昨年自宅を購入したことから、住宅ローン控除を受けるための確定申告を行いたいと考えてます。
医療費控除やふるさと納税の手続きも行いたいのですが、自分で簡単に手続きすることはできるのでしょうか。
A 住宅ローン控除を受けるためには、確定申告により手続きをする必要があります(2年目以降は、年末調整による手続きも可能です)。
医療費控除やふるさと納税は、年末調整での手続きができませんので、ご自身で確定申告を行う必要がありますし、不動産の売却などの譲渡所得がある方や特例を受ける方も、確定申告を行わなければなりません。
さて、実際に確定申告が必要となった場合、我々税理士へ依頼される方もいれば、税務署や無料相談会場に出向いてお手続きされる方もいらっしゃいますが、近年は、ご自宅からe-Taxを利用される方も多いです。
ご覧のみなさまは、PCやネット環境が整っている方々でしょうから、ご自身で申告にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
国税庁のHPには「令和4年分確定申告特集」のバナーが貼られています。
確定申告特集ページを開くと、住宅ローン控除など納税者の方によく見られているページのご案内や、トピックス、確定申告情報があり、それらの中に「確定申告書等作成コーナー」があります。
実際に作成してみていただくと、画面の指示に従って、源泉徴収票の項目や取得した住宅や借入金の情報を入力するなど、思ったよりも簡単に操作いただけると思います。
どちらかといえば、e-TaxのIDをどのように取得すれば良いのか、マイナンバーを使用して申告するか、あるいはPCで作成するか、スマホで作成するかなど、申告書を作成する前の準備段階で悩まれる方が少なくないようです。
選択肢は広がりましたが、何を選ぶか迷ってしまいそうですね。
それでも、一昔前に比べればご自身で申告することのハードルは、格段に下がっていますので、ぜひご検討されてはいかがでしょうか。
また、ご質問いただいた住宅ローン控除のほか、不動産売却による譲渡所得や、その特例を受ける方などは、税務上の判断が心配な方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、税理士へ依頼されたり、税務署や無料相談会へ相談していただいて、安心して申告できるようにした方が良いかと思います。
《担当:税理士 樋口 智勇》
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