実践！社長の財務
給与が高くかつ高収益な会社【実践！社長の財務】第1010号
2023.03.20
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
給与が高く、かつ高収益な会社、理想的ですよね。
社員の平均年収、営業利益率がともに、恐らく日本一であろう会社が、キーエンスです。
2022年3月期の平均年収何と2,183万円、営業利益率も何と55.4％という、ちょっと考えられない数字です。
これだけ給与を支払っても、これだけの利益率が出せるのですから、驚きです。
当然、自己資本比率も高くなるでしょうが、その率は何と93.5％。これ以上高くできないだろう、という率です。
キーエンスに関する本は、最近たくさん出ていますね。
この数値が出せる秘密を知りたい方は、是非、それらの本をお読みいただければと思います。
私も少し読んでいるところですが、読み進むに連れて、とても一朝一夕では、できることではないな、という思いが強まっていきます。
ただ、基本は単純。「お客様の困っていることを最速で解決してあげる」ということではないかと思います。
代理店を使った間接営業ではなく、直接営業で、しかも訪問の頻度が非常に多く、営業マンがよく勉強しているので、その場で解決法を提案できる。
社内で情報を細かく共有しているので、何かあればすぐに全社員に伝わり、対応が速い。他社の見積りが来る前に既に提案見積りが終わって、納品されている…。
ただし、商品は決して競合よりも安いわけではない。
などなど、競合もそれなりの会社が多いのに、圧倒的なスピードと提案力、商品力で勝っているように思います。
すぐには同じようなことはできませんが、勉強になることは多いですね。
是非、このメルマガを読んでいる会社の皆様も、給与が高くて、高収益な会社を、目指して欲しいですね！
編集後記
土曜日は、私が監事をやっている学校法人の中学校の卒業式に行ってきました。中学校の卒業式というのは久々というか、息子の卒業式以来20年ぶりくらいです。
ミッション系ということもあって、礼拝形式であり、厳かな感じでしたが、卒業証書の授与や送辞、答辞などウルっと来る場面もあって、やはり卒業式というのは感動的ですね。とても晴れやかな気持ちになりました。
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