実践!社長の財務
会社が利益を上げていくには?【実践!社長の財務】第433号
2012.02.20
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
国税庁は、海外資産の捕捉に力を入れていますね。
2010年度の海外税務当局への情報提供要請は、前年度比倍増の646件。
自動的に送られてきた日本居住者の情報は、12万3000件にも上るそうです。(日経ヴェリタスより)
2010年以降、香港、シンガポール、スイスなどと、非居住者の利子・配当金額など、課税に必要な情報を交換する協定を、相次いで締結しているからです。
2012年度税制改正大綱には、5,000万円超の海外資産について、毎年の調書提出を義務付ける方針も盛り込まれました。
今、国税庁が最も躍起になっているところではないでしょうか?
皆様、ご注意くださいね。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
会社が利益を上げていくには?
会社が利益を上げていけるかどうかは、本当に単純なことです。
利益の算式を見ればすぐにわかります。
利益=売上-経費
売上より経費が少なければ、利益が出るのです。ホント、単純ですね。(笑)
もちろん、上の経費には、仕入から人件費から金利まで、すべての経費が含まれています。
ですから、利益を上げたければ、2つのことを考えればいいのです。
いかに、売上を上げるか?
いかに、経費をかけないで会社を経営するか?
あまりにも単純で、申し訳ないのですが、上記のような簡単なことを、忘れてしまうことが多々あるのです。
特に、経費ですね。
経費をかけ過ぎてしまうことが、多いのです。
いかに、お金をかけないで、会社を経営していくか?
会社を始めた頃は、お金もないですから、意識せずとも、経費をかけない、ということをやっていたはずです。
最初からお金をかけ過ぎていたら、今頃会社が残っていないでしょうから...(笑)。
ですから、今、経営している方は、それをやってきたのです。
ところが、会社が軌道に乗って、利益も出てくると知らず知らず経費が増えてきてしまうのです。
オフィスを広いところに引っ越したり、
多くの社員を採用したり、
最新の機械や設備、備品を購入したり、
社長室ができたり、
交際接待が多くなっていったり、
あげたらキリがないですね。
今回から、会社が利益を上げていくには? ということで、少し書いていきたいと思います。
まずは、できるだけお金をかけないで経営するということ。
これについて、現状を考えてみてください。
かかり過ぎている経費はないでしょうか?
知らず知らず継続している、固定化している経費はないでしょうか?もちろん、必要・重要なものであればいいのですが、
ムダなもの、なくてもいいものは、ないでしょうか?
経費は、毎月、あるいは定期的にすべてを見直す、ことが重要です。
棚卸しと一緒ですね。
ということで、続きは次回以降に。
編集後記
今週は、月1回の私ども主催のビジネス交流会。
読者の皆様、よろしかったらご参加ください。
皆が他の人の役に少しでも立てれば、という気持ちで集まる会ですから、初めての人もとても入りやすいですよ。よろしかったら是非!
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