実践!社長の財務
赤字は罪悪、利益は委託金【実践!社長の財務】第764号
2018.06.25
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日は海外から予約配信します。
では、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いします!
赤字は罪悪、利益は委託金
「赤字は罪悪」というのは、あの偉大な経営者、松下幸之助の言葉です。
利益は社会に貢献した結果、得られるものであるから、赤字であるということは、何ら社会に貢献をしていない、ということになります。
大事な人を預かり、様々な社会資本を使って企業活動をしていながら、利益を上げることができない、赤字を出してしまう…
というのは、厳しいようですが経営者として、罪悪と言われても、致し方ないのかも知れません。
さすがに、世間から罪悪だとは言われないでしょうが、経営者としては、赤字を出すということは、そのくらい厳しいものなんだと、自己認識することが大事なのでは、ないでしょうか。
そう考えると、これは2期続けてやるわけには、いきませんね。
1期なら環境によってはなることはあったとしても、これが2期続いてしまうということは、確信犯になってしまいます。
万が一、赤字になってしまった時は、次の期は必ず黒字にする、という強い覚悟が、経営者には必要です。
赤字になってしまった時には、徹底的に経営を見直し、悪いところは全部膿を出して、次の期以降は必ず黒字にする、ということをやって欲しいですね!
また、もう1つ松下幸之助の利益に関する言葉で、心に響くものがあります。
利益とは、「おまえの仕事をもっとふやせという委託金」、すなわち、「利益とは、世間からの委託金」であるという言葉です。
利益が出たからと言って、自分たちの好き勝手に、ましてや、経営者が自分のためだけに使ってはいけない、ということです。
利益を出して自己満足するのではなく、世間からもっともっと期待されているんだ、そのお金を使ってもっと世の役に立つ仕事をせよ、ということなのです。
社員にもそのように説明することによって、社内に活気が溢れ、会社は、益々成長発展していくことができるのでは、ないでしょうか。
編集後記
今カナダのトロントにいます。日本より少し寒いけど過ごしやすいですね。これからこちらの時間の11時にW杯日本対セネガル戦がありますが、残念ながら見れずiphoneで結果だけ見たいと思います。今日はそんなわけで、カナダから予約配信しました。
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