実践!社長の財務
経営会計とは?【実践!社長の財務】第408号
2011.08.29
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
8月最終週ですね。
毎年この時期、日本の代表が変わっているような気がしますが、いよいよ本日、新しい代表が決まりますね。
力強く日本を引っ張れる人、リーダーシップのある人がいいと思いますが、果たしてそういう人がなるのでしょうか...?
また、ガッカリ、ということにならなければいいのですが...でも、そういう人が上に立つのはもう少しかかるのかな、という気もします。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
経営会計とは?
先週も少し書きましたが、9月から当社は新年度になります。
改めて、私たちはどういう仕事をしていくのか、ということを、ここ数週間、考えています。
(というか、常に考えている、模索している、のですが)
もちろん、税理士法人としての当社の役割は、会社や個人に対して、適正な税務申告ができるよう、バックアップをする、ということが主たる仕事です。
それは、最も基本的な業務であり、税理士法人である限りこれを極めていく、ということが重要です。
でも、これはやって当たり前、できて当然の業務です。これを高めていくことは、当然、やっていきます。
その上で、東京メトロポリタン税理士法人として、お客様にどのような付加価値を提供していくのか、それを考えています。
私は、それは「経営会計」にあると考えています。
「経営会計」とは、「経営のための会計」ということです。
会計は、株主や税務署に報告するための決算書を作ることだけが目的ではありません。
それも重要ですが、もっと大事なのは、会計を経営に活かすということです。
正しい会計をすることによって、企業の状態を表わす真実の数字を出し、それをもって経営に活かしてもらうのです。
経営に役立つ数字をどのように導き出してくるのか、
その数字をどのように経営者に見せるのか、
どういうタイミングで見せるのか、
それを社内でどう活かすのか、
などを考えていくこと、その仕組みを会社の人たちと作り出していくこと、きちんと運用ができるように指導すること、正しい数字かどうかチェックをすること、
こういうことが、私たちの仕事ではないかと考えています。
これが「経営会計」の導入、指導業務です。
さらには、その資料に基づく業績会議や役員会などに参加させていただいて、その数字の結果や未達の原因、今後の課題や対策などについて、討議する場に参加させていただく、
そういうことに、私たちが関わっていくことも意義ある仕事だと思っています。
「経営会計」とは、経営者の皆様に数字に対する意識を高めていただき、正しい数字をもとに経営することによって、1円でも多くの利益を上げていく、それを目的にしています。
会社が利益を上げることにより、ちょっとやそっとでは潰れない会社になり、結果として、いい会社、
すなわち、社員が幸せになる会社を作る。
これが「経営会計」の究極の目的だと考えています。
そんな「経営会計」の仕組みを、是非、一緒に作り上げていきましょう!
編集後記
我が家に金魚の大きな水槽を置きました。様々な種類の金魚を入れましたので、見ていて楽しいですね。お祭りの金魚すくいのような金魚ではなく、結構立派な金魚です。
金魚には癒し効果もあるし、風水にもいい、中国では「金余」と同じような発音で、金が余る=お金持ちになる、ということで、とても縁起のいいものになっているようですね。うちも、会社もそのようになることを願いつつ...。
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