実践!社長の財務
儲けるは『欲』、儲かるは『道』【実践!社長の財務】第392号
2011.05.09
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
ゴールデンウィークも昨日で、終了!
今日から、ビジネスウィークですね。
私たちも3月決算の申告で、年で最も業務が集中する時期。
何でこう皆、3月決算になってしまうのですかね?
会計事務所も経営のパートナーですから、決算および新年度の計画をじっくり作るためにも、3月と12月以外の決算をお奨めしたいところですね。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
儲けるは『欲』、儲かるは『道』
最近あるメルマガで、「儲けるは『欲』、儲かるは『道』」という言葉を見つけました。
いい言葉ですね。わが意を得たり、という感じで、嬉しい限りです。
というのも、もう5年も前になりますが「儲かる会計」という本を出しているからです。
「儲ける会計」にしなくて、ホント、良かったです(笑)。
言葉のニュアンスからすると、儲けるは「利を追いかける」というイメージです。
それに対し、儲かるは「利がついてくる」というイメージになりますね。
では、その違いはどこから来るのでしょうか?
私は、その違いは利己と利他の違いではないかと思います。
いかにしたら自分が儲けられるか、まずはそれを第一に考えてビジネスをし、利益を出していこうというのが利己であり、「儲ける」ということです。
儲けよう、という欲がまずありきです。
決して悪いことではありませんが、事業を永続していこうと思えば、それだけでは、どこかで苦しくなってきます。
それに対し、儲かるとは、自分のことはさておき、まずは相手の役に立つことをしよう、困っていることを解決してあげようという気持ちでビジネスをした結果、得られるものです。
お客様に喜ばれ、それが利益という形になって帰ってくる。まさに、利他の結果として「儲かる」わけですね。
利他の心でビジネスをしていけば、お客様から絶大な信頼を得ることができ、ファンになってくれることでしょう。
これぞ正に、書いて字のごとく、信者(儲)になってもらえば、自然と儲かる、ということなのではないでしょうか。
人としての「道」を追求した結果として、利益がついてくる。それが儲かるという状態です。
そういう状態を、目指したいですね!
編集後記
それにしても、長いGWだった、という気がします。今年はどこにも出かけず、2日と6日と飛び石で会社に行ったこともあって、長く感じたんですかね。
ということで、今日からまた、充電十分で元氣良くやっていきましょう!
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