実践!社長の財務
会計処理の方法を常に見直す【実践!社長の財務】第786号
2018.11.26
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
3連休いかがでしたか?
いよいよ今年も、後1カ月ちょっととなったところで、年末のラストスパートに向け、いい休暇だったのでは、と思います。
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします!
会計処理の方法を常に見直す
皆様の会社で行われている会計処理の方法は、常に見直しをしていますか?
日々、月々行われる処理であるため、意識して変えようとしなければ、ずっと同じやり方をしていると思います。
それはそれで、確実で安定しているので、悪いことではありません。
ただ、外部から見ると、とても古い、非効率なやり方をしていな、と思う時があります。
昔ながらの伝票や帳簿を手書きで書いて、また、同じように転記したり、入力したり、作業がダブっていることも多いです。
正確性やチェックという意味では、すばらしい機能を発揮していると思うのですが、もう少し効率的でかつ検証性もあるやり方はないのかと、思うことがあります。
先日は、経費精算を行うクラウドサービスで、社員が領収書をスマホで撮って登録すれば終わり、というサービスの説明を受けました。
簡単に経費精算ができ、それがチェックから支払いまで、データでつながり、会計処理も自動で行われる、というものです。
それをやっている若い企業には、将来を期待されて数億円もの資金が集まっています。
そのようなサービスはたくさん出てきましたね。
預金取引などは、銀行とネットでつながって、それらの取引はネットを通じて会計ソフトに入力されるのは、もう一般的になってきました。
カード会社のデータなども、ネットから読み込むことができます。
社内でも売上計上や支払いデータなども、それらの発生部門が入力しているデータが、会計まで連動するということも、市販の会計ソフトで簡単にできるようになってきています。
様々なツールを使って、様々な工夫をすることで、会計処理などは、大変効率化される時代です。
そのような中で、自社はもっと工夫するところはないのか、常に考えておく必要があるのではないでしょうか?
私どもも会計や税務の仕事を通して、そのようなニーズに遭遇することが非常に多くなっていると感じます。
社内だけではなかなか気が付かない点もありますから、システムに強い会計事務所などに、見てもらう、意見をもらうようなことをしてみると良いと思います。
編集後記
文中にも書きましたが、先日、弊社のビジネス交流会で経費精算のクラウドサービスの話を聞きました。その会社はベンチャーキャピタルなどから数億円の資本金を集めていますが、ビックリしたのは、社員の平均年齢が何と23歳だということです。確かに発想も面白いし、これをベースにいろいろ伸びていきそうですが、それにしても、平均23歳とは...新入社員だけの会社みたいですね(笑)。
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