実践!社長の財務
継続するとものスゴイ差になる【実践!社長の財務】第605号
2015.06.08
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日は時間がないので、早速本文に行きたいと思います。
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。
継続するとものスゴイ差になる
先週は、厳しい目で会計を行っていくと、どんどん会社がよくなっていく、という話をしました。
もちろん、会計だけで会社はよくなるわけはありません。
当然、売上を上げていかなければ、利益は絶対に残りません。
そんなことは誰でもわかることです。
ですので、会計を良くしたって、会社が良くなるわけないじゃないかというのは、そのとおりです。
そんなわかり切ったことで反論する人がいますが、そういうひねくれた見方をする人は、余程数字にアレルギーがあるのか現状がうまくいっていなくて、ストレスが貯まっているのではないでしょうか?
当然、売上を上げる活動は一生懸命やらなければいけません。
知恵を使って、創意工夫して、他の会社にできないことをやって売上を上げていくのです。
このやり方は千差万別、業種や、考え方や経営者の経歴など、様々な要素で変わってくるでしょう。
それについては私は論じられません。各人が頑張って欲しいと思います。
そのような売上を上げる努力をした上で、会計を厳しい目で見てやっていけば、それをやらない会社に比べると、数年後には雲泥の差になって現れてくるのです。
ものスゴイ差です。1年間会計をしっかりやって、経費は最小でできるようにして、やるべき節税はやった上で、出た利益に関しては、しっかり税金を払っていく、これを継続する会社と、
いい加減にやっている会社では、数年あるいは10年も経つと内部留保に、数倍、数十倍の差がついてきますね。
これは様々な会社を見ていて、同じ業種で両方繁盛しているのに、何でこんなに差がつくの? と後から見れば理解できないほど、差が付きます。
それだけ、しっかりとしたことを継続することの力はすごいのです。
もちろん、内部留保に伴って、持っている現預金の額も桁が違うのです。
今、内部留保がどのくらいあるのか、是非、見て欲しいと思います。
内部留保がわからない方は、貸借対照表の利益剰余金の合計、これが内部留保です。
決算書を見ればすぐわかります。この内部留保は、設立以来の税引後、配当金支払い後の利益の累積です。
これだけの利益を稼ぎ出したのです。それが多いか少ないかは、やってきた皆様の判断です。決算書を見れば現在第何期かは、書いてあります。
これだけの年数をやってきて、内部留保は満足できるものでしょうか?
是非考えてみてほしいですね。こんなに長い間やってきたのに、少ないと思う方は、是非、今日から会計をしっかりとやっていただければと思います。
編集後記
現在ベルギーにいます。とは言っても、これを書いているのは行く前。さすがに向うではどうなるかわかりませんので、事前に書いて今回は予約配信です。
いいお土産話を持って帰ってこれればと思います。
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