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会社分割による交付株式数の計算【実践!事業承継・自社株対策】第186号

会社分割による交付株式数の計算【実践!事業承継・自社株対策】第186号

2024.02.08

Q 当社(A社)は、グループ会社であるB社に一部の事業を吸収分割により、移転させる予定です。

この会社分割により、B社の株式を取得することになりますが、交付を受ける株式の数はどのように計算するのでしょうか?

A 交付を受ける株式数を計算するためには、それぞれの事業の純資産額を評価する必要があります。

まず、A社から移転する事業の純資産額を評価し、また、B社の全体の純資産額を評価します。

その純資産額の合計額のうちに占める、A社の移転する事業の純資産額に見合った株式数を、B社はA社に交付することになります(新規発行あるいは金庫株で)。

そこで、この純資産額をいかに評価するか、ということがポイントとなります。

基本的には、時価純資産額で評価することになります。

時価純資産額の評価には、様々な方法がありますので、これに関しては専門家にご相談するのが良いかと思います。

《担当:税理士 北岡 修一》

編集後記

当社でもいよいよ確定申告真っ盛りとなってきました。
ただ、最近は国税庁の確定申告サイトが充実していますので、自分でできる申告に関しては、同サイトを利用して申告していただくように、お奨めしています。
是非、これからやる方は、チャレンジしてみてください。

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