実践!社長の財務
財務諸表を見直してみよう【実践!社長の財務】第144号
2006.08.07
おはようございます。税理士の北岡修一です。
先週、京セラの話を冒頭に書きましたが、そんなこともあって、再び稲盛和夫氏の「生き方」という本を、棚から出して読んでました。
本当に、何度読んでもすばらしいです。私の考え方の根本的なところにも入ってきていると思います。
それにしても稲盛氏が言う「寝食も忘れて、思って、思って、思い抜き、ついには潜在意識までしみ込ませるほど思えば、成就しない願望はない。」
という言葉には、あらためて凄まじさを感じます。
自分の思いはそこまで行っているだろうか...反省とともにヤル気が湧いてくる言葉ですね!!
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
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■□ 財務諸表を見直してみよう!
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先週、儲かる会社にするためには、社長と社員の信頼関係が大事だという話をしました。
その1つの指標となるのが、財務諸表です。
財務諸表とは、貸借対照表(バランスシート)や損益計算書などのことです。
信頼関係を築いて、儲かる会社にしていくためには、まずは、財務諸表を見直してみることです。
見直しのポイントを、いくつか上げると(経営者の立場として)、
・不適正と思うことはないか?
・公私混同をしていることはないか?
・なあなあにしていることはないか?
・計上されているけれど、無いもの、価値のないものはないか?
・以前、気にかけていたことだけど、忘れてしまっていることはないか?
・ズルズル放置していることはないか?
・ムダなのに、垂れ流していることはないか?
・セコク税金をごまかしたり、粉飾していることはないか?
・必要なのに、ケチっていることはないか?
・不正コピーなどをして、経費を削減しているつもりのことはないか?
・その他ズルをしていることはないか?
以上のようなものは、経営者が自分の心に聞いてみれば、わかるものばかりです。
そのようなことを放置していると、社員との信頼関係を築くことは、とてもできないでしょう。
小さいながらも、会社は公器です。
上記のようなことがあるのは、ある意味でしょうがなかったこともあると思いますが、
これを1つずつ直していくことは、とても気持ちのいいものです。
何か経営者として、一段上に上がったような気になります。
「会社は、公器!」真にそう思えた社長の会社は、間違いなく発展していく、と断言することができます。
編集後記
昨日は、簿記学校が主催する「就職説明会」に行ってきました。
ちょうど税理士試験が終わったところですので、求職者がたくさん来ていましたね。当社は、会場のど真ん中。番号も100番!
あまり関係ないでしょうが、気分的にはいいですね!
おかげ様で、たくさん良い人が来てくれて、選ぶのに昨晩も、今朝も悩んでいます。
そのため、メルマガもちょっと遅くなってしまいました...(言い訳)
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