実践！社長の財務
数字と評価【実践！社長の財務】第150号
2006.09.18
おはようございます。税理士の北岡修一です。
先週、会計事務所で成果主義をばっちりやっている方のお話を聞きました。平均すると１人あたり2,000万円の売上があるというから驚きです。
なかなか、会計事務所では平均2,000万円の売上は上がらないもの。
でも、決して社員の尻をたたいて、業績をあげることことを目的としているのではなく、社員を育てることを一番の目的にしているとのこと。
そのための、フォローのしくみを細かく作っているようです。
そんな話を聞いたこともあって、今日は数字と評価の話をしたいと思います。
ということで、本日も「実践！社長の財務」いってみましょう！
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■□ 数字と評価
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儲かる会社にするためには、数字と評価が結びつくような制度を作っていくことが効果的です。
上に書いた、いわゆる成果主義ですね。
成果主義に関しては、賛否両論あるようです。
ただ、成果主義が、良い悪いという問題ではなく、その回りで様々なフォローができる仕組みが、整っているか、いないかの問題ではないかと、私は思っています。
成果主義そのものは、私は非常に効果があると思っています。
やったらやった分だけ返ってくる、という仕組みはとてもわかりやすくていいですね。
どこまで、どのように成果主義を入れるかは別にして、会計の仕組みを作っていくにあたっては、
・部署やチームの数値評価
・個人の数値評価
を、どのように出すかが問題です。
会計ソフトでやるか、Excelや他のソフトでやるかは別にして、できるだけ詳細にできるようにしておくことが大事です。
部門別損益を出す際に重要なのは、各部署やチームに入れる経費は、そのメンバーやリーダーが、実際に把握できるものに限ることです。
把握できない経費を入れると、とたんに部門別損益に対する意識が低くなってきます。
わからない経費が入っていたら、これは俺たちの知らないものだから責任はない。これで赤字になったと言われても、困るし、納得できない。
ということになってしまいます。
この辺は、部門別計算をする時によくある話です。
間接費を、どのように入れるか、ということです。
やり方はいろいろあると思いますが、基本的には上記のとおり、各部門が把握できる経費を入れます。
・間接ではあるけれども、自分たちで管理のできる経費
・普段、直接業務で関わっている間接部門の経費
→ 自部門がある支店や営業所の経理・総務・物流など
上記以外の、たとえば、営業所の各部門において、本社の経費を負担する、などは意識ができないので、入れるべきではないでしょう。
逆に自分たちに責任がある、使っていることを認識できる経費は、すべて部門別計算に入れます。
その上で、部門別損益、個人別損益に責任を持ってもらう仕組みが望ましいですね。
そこまでやれば当然、その損益が、賞与などに反映される仕組みを作った方が、モチベーションも上がっていきます。
いずれにしても、数字を納得できる形で、正確に出す、ということがとても大事なことですね。
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久しぶりに、実践！社長の財務のセミナーをやろうと企画しました。
経営者や幹部の方、経理の方、起業した方、これから起業しようという方向けです。
会計や経理処理の話ではなく、経営していくにあたって、財務をどのように見るのか、活用するのかをお話したいと思います。
私の尊敬する稲盛氏が言うように「会計がわからんで、経営ができるか！」です。会計や財務は、企業経営にとっての羅針盤です。いや、それ以上で、経営理念や社長の方針を表わし、その実現をサポートするものです。
私はそのくらい、財務は大事だと思っています。
それを、セミナー当日、私のできる限りの力を使って、皆様にお伝えしようと思います。
誌面だけではなく、たまには実際にお会いしましょう。セミナーにいらしたら、是非、メルマガ読者であることなど、声かけてくださいね！
セミナー後は、懇親会も予定しています！
内容、場所、時間等の詳細、お申し込みは下記よりお願いします。
⇒９／２１（木）： http://www.tmcg.co.jp/seminar/topics.cgi
編集後記
今日は、休みなのでゆっくりしてしまいました。
先日の大阪のセミナーには、このメルマガの読者も数名来ていただきました。本当にありがとうございます。嬉しかったです。
やはり、読者の方は、前から見ていても何か違いますね。
熱心に聴いていてくれる、ヘタな講義もあたたかく見守ってくれている、そんな気がしました。
一方的なことの方が多いですが、毎週コミュニケーション取ってますから、やはり一般の方とはちょっと違いますね。
これからも、是非、よろしくお願いします。
また、他の方も機会ありましたら、是非セミナーなどへ、きてください。
今度は、東京９／２１（木）です。今週ですね。
まだ、空きがあるようですので今からでも大丈夫です。
懇親会もやりますので、お楽しみに！！
→ http://www.tmcg.co.jp/seminar/topics.cgi
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