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実践!社長の財務

結果として、利益を上げる【実践!社長の財務】第172号

結果として、利益を上げる【実践!社長の財務】第172号

2007.02.19

おはようございます。
税理士の北岡修一です。

今年の税制改正の目玉は、減価償却制度の改正です。
そこで、勘定奉行のOBCさんと「減価償却の改正と償却奉行の活用」のセミナーを企画したら、1日で満員御礼になってしまいました。

ビックリです。結構、皆様関心が高いのですね。

確かに今後は、償却及び固定資産管理はシステムで行なわないと、間違いが発生しそうです。定率法を採用しても、途中からは定額法に切り変わってしまうなど、手計算やExcelでは間違いが起こりそうです。

そんなことで、OBCさんと話して、もう1日セミナーをすることになりました。3/6PMです。関心のある方、お問い合わせください。  担当:秋山

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

結果として、利益を上げる

この6週、「経常利益率10%以上を目指す」経営のためには、

<京セラ創業者 稲盛和夫氏の言葉>
・「売上を最大にして、経費を最小にする」
・「値決めは経営」

ということが、大事であることを話してきました。
この2つを突き詰めていけば、会社は必然的に高収益になっていきます。

会社は、利益を上げることを目指しますが、あるいはあげていく必要がありますが、ハナから利益を追い求めてはいけない、と思います。

利益を追い求めるあまり、お客様への真のお役立ちを考えなくなってしまいます。これでは、将来が危うくなってきます。

「結果的に、利益が出る」というのが、いいと思うんですね。

それが、「売上を最大にして、経費を最小にする」ということです。
売上を最大にして、経費を最小にすれば、結果として利益が上がるわけですから。

売上を上げるのと、経費を下げるのを、違う努力とすればいいのです。

売上を上げるのは、とにかく、お客様の役に立つことです。喜んでもらうことです。

その度合いが大きければ大きいほど、売上は上がってくるはず、です。
最高の満足をしていただいて、最大の売上を目指します。

そして経費は、これはもう、社内の努力です。創意工夫です。
質を落とさず、最小の経費で、効率よくものを作る、サービスをする、管理をする、にはどうしたら良いのか、

社員全員で考えることですね。

そこで大事なのは、経費を減らすこともそうですが、

「経費を増やさないこと」が、より重要です。

売上を増やす努力をすれば、当然、仕事が増え、忙しくなり、今までのやり方では、すぐにパンクしてしまいます。

そこで安易に、場所を広げ、人を増やし、機械や便利な機器を導入し..とやっていると、あっと言う間に経費が増えてしまいます。

売上が増えても、経費が同様に増えれば、利益はまったく増えません。むしろ、当初は利益や資金が減少してしまいます。

以前にも書きましたが、売上と経費は連動しない、させない、と考え、それぞれを別の努力としてやっていくことが、

結果として利益をもたらす秘訣なのではないかと、思います。

「利益を上げろ、利益を上げろ」と言わず、

「売上を最大にして、経費を最小にしよう」と言っていきましょう。

編集後記

週末は浦安の温泉に、大学の仲間と行ってきました。
近くにこんないい温泉があるなんて、驚きました。やみつきになりそうです。

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