実践!社長の財務
社員全員で数字を意識していこう【実践!社長の財務】第190号
2007.06.25
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
先週書いたように、今週から新しいテーマで行こうと思っています。再度原点に立ち返り、「会計に対する考え方」のところからいってみたいと思っています。
「考え方」とはいっても、もちろん私の考え方ですので、すべてに通じるかどうかはわかりません。
なるほど、そんな考え方でやると面白いな、会社が良くなりそうだなと思っていただければ、是非、取り入れてみてください。
また、ちょっと違うんじゃないの? という時は、是非遠慮なく意見をいただけると嬉しいですね。
もちろん、「とっても共感します!」なんていう意見もいただければこちらの方が、もっと嬉しいですけど!
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
社員全員で数字を意識していこう
皆さんは、会計を、日次や月次でどのように活用していますか?
損益計算書など正式なものに限らず、業務にまつわる数字・実績について、どのように見ているでしょうか?
「あまり見てないよ。」なんていう人もいると思いますが、仕事をやっている限りは、実はほとんどの人は、数字を見ているのです。
ただ、「その見ている数字は何か?」という違いはありますが...
たとえば、お店であれば、当日の来店客数、売上速報、それを割れば平均客単価、などなど、見てますよね?
営業であれば、アポの件数から訪問件数、当日の受注額や、月の売上累計とか、それが目標の何%だとか、会社や部署によっていろいろあると思います。
経営者であれば、当然、最低月1回は損益計算書などを見ていると思います。見てない場合もあるのですが(会計事務所が遅いから?)、売上や粗利などは、何かしらの方法でつかんでいるはずです。
仕事をやっていく上において、「数字」というものは、絶対欠かせないものなのです。
芸術家ですら、生活費と収入のバランス位は考えるでしょう。(芸術家の方、言い方悪くてすみません...)
何が言いたいか、すなわち、「会計」というものは、仕事をするにあたって、絶対に欠かせないものだ、ということです。
特に複数の人が集まって、仕事をする場である、会社にとっては、なおさらです。
自分の数字さえ見ていればいいのではなく、全員が何をやってどういう数字を作り出しているのか、それはプラスもあるしマイナスもあります。
トータルとしてどうなのかが、非常に重要な問題です。
一部が良くても、トータルがマイナスであれば、倒産の道まっしぐらだからです。
会社が健全に成長し、強い会社・儲かる会社にしていくため
には、
『社員全員が数字を意識する。』
これが非常に重要なのです。
逆にこればできれば、絶対赤字の会社にはならない、と私は確信しています。
ただし、単に数字を見ている、だけではダメです。
数字を意識すること・・・すなわち、その数字が良いのか、悪いのか、それを見てこれからどのようにしていったらいいのか、それを考え、実行することです。
これが全員でできれば、赤字にならないどころが、もの凄く高収益な会社になります。
要は、会社全体に数字を見るクセをつけること、それも単に見るだけではなく、意識して考えること、実行すること。
是非、これを会社全体でやって欲しいですね。高収益な会社にするために!
従業員に数字は見せない、という経営者がいますが、なぜそんなもったいないことをするのでしょうか?自ら儲かりたくないと、思っているとしか思えません...
編集後記
今日の内容は、書きながら途中から変わってしまいました。
わかりますか?
具体的に構成を考えて書く場合もありますが、書きながら思ったこと、感じたことを書いていくと、途中から変わってしまうこともありますね。もちろん、いい方向に変わっていると思います。
タイトルなんかも、最後にまったく変わってしまったりして...
意外と、そんな書き方をしてたりします。
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