実践!社長の財務
目標に対する強い想いを持ち続ける【実践!社長の財務】第208号
2007.10.29
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
来年度税制改正の行方は、迷走しているようですね。
消費税率の上げの問題や、法人税の実効税率の引き下げ、株式譲渡益課税の軽減の問題など、重要な問題はすべて先送りになっているようです。
確かに衆参ねじれの問題もあり、今までのように簡単にいかないのでしょうが、方向性は示していかないといけないと思いますね。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
目標に対する強い想いを持ち続ける
第205号で、数字の目標を掲げることが大事というお話をしました。
強い会社・儲かる会社にしていくためには、「経営者自らが会計の意識を高めていくことが、絶対に必要」です。
第205号は、そのために 数字の目標を掲げる ということでした。
そして、より重要なのは、その目標を「強く思い続ける」ことだと思います。
○○億円の売上を目指そう、とか、1人当たりの粗利益をこの位は取れるようになろう、とか、利益率○○%の会社を目指そう、など
いろいろな数値目標を、掲げられるかと思います。
これが実現するか否かは、極めて精神的にはなってしまいますが、社長が、経営者が、その目標を「どれだけ強く思い続けているか。」にかかってくると思っています。
もちろん、その目標を達成するために、日常の業務において様々な施策をすることになるでしょう。具体的な課題を掲げて、それをクリアしていかなければ、目標達成はできません。
でも、その元になるのは「想い」だと思います。特に、リーダー、経営者の強い想いがなければ、その目標達成を強力に推し進めることはできないのです。
その想いを強く持ち続けるために、月次決算はあるのだと思います。月次決算を毎月出すことにより、実績を確認すると共に、自らの目標やそれに対する想いを確認します。
そして自らを、会社全体を、鼓舞していかなければ、なかなか目指すべき姿には到達することができないでしょう。
だからこそ、月次決算はできるだけ早く出し、現状を正確に把握し、目標に向けての次の手を考えていかないといけないのです。
本当に目標に対する想いが強ければ、何が何でも早く経過の数字をみたくなりますよね。
月次決算が遅い会社は、目標が明確でない、それを達成しようとする想いが強くない、といってもいいのではないかと思います。
編集後記
土曜日はもの凄い天気でしたが、息子の学園祭に行ってきました。
台風の雨風の中ちょっと可哀想でしたね...そして昨日は、私の母校の大学のOBによるお祭り(ホームカミングデー)。こちらはうって変わって、すばらしい天気でした。久々に学生に戻った気分で、楽しんできました。
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