実践!社長の財務
自己資本比率追求型経営1【実践!社長の財務】第238号
2008.05.26
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
先週は、「会計をベースにした『高収益企業化』セミナー」、このメルマガ読者の方も、たくさん来ていただき、ありがとうございます。
正直な感想ですが、
メルマガ読んで来ていただいている方、目が違います!
態度が違います!
すごく前向きなオーラを感じますよね。
セミナーやっていて、前に立っていてよくわかります。
私も、いろいろなところに呼ばれたりして、セミナーやることも多いのですが、そういった受講生に比べると、格段の差がありました。
久しぶりにこの「高収益企業化」セミナーをやったので、特に感じることですね。
やはりこのメルマガを読んでいただき、こんな生真面目なことを書いてるのに、共感してくれる方たちだけに、そうなんでしょうね。
本当に、ありがたいことだなと、思いました。
御礼申し上げます。
そして、これに気を良くして、また7月にこのセミナーをやりたいと思います。
基本的には、同じ内容ですが、少しずつでも進歩するように内容は見直して、グレードアップさせていきます。
まだ、来ていらっしゃらない方など、是非、よろしかったら来てくださいね。
来週あたり、日程決めて、ご案内します。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
自己資本比率追求型経営1
経営指標の中で、何が一番重要か? と問われれば、私は躊躇なく「自己資本比率」と答えます。
それだけ、自己資本比率という指標は重要だと思っています。
自己資本比率は、言うまでもなく、次の算式で計算されます。
自己資本比率=自己資本(純資産の部合計)/総資本(負債・純資産合計)
企業の資金調達した合計である「総資本」の内に、「自己資本」が占める割合を表しているのですね。
負債は、他人資本とも言い、返さなければいけないお金です。
それに対し、自己資本は、自社の資本ですから、返さなくてもいいお金なのです。
バランスシートの右側(貸方)の資金調達の内、この返さなくてもいいお金が多ければ多いほど、資金繰りは楽になり、
経営も安泰になり、強い会社になっていくことができるのです。
ここまでは、皆さんよくおわかりだと思います。
では、どのようにしたら自己資本を増やすことができるのでしょうか?
まず、自己資本である純資産の部は、大きく分けて次の2つに分かれます。
1.払い込んだ資本である資本金(資本剰余金も含む)
2.利益の蓄積である利益剰余金
自己資本を増やすためには、この2つのいずれかを増やすしか手はありません。
資本金を増やすには、増資をすることですね。
でも、滅多にやることではありませんね。
では、利益剰余金を増やすには?・・・
そうですね。損益計算書で利益を上げなければいけません。
損益計算書で計上された当期利益が、貸借対照表の利益剰余金として積み上げられていくことになります。
これを内部留保といいます。
増資をするか、利益を上げて内部留保を増やしていくか、自己資本を増やすには、この2つしかないのです。
そして、滅多にしない増資よりも、
毎年、毎年の利益を蓄積していくことの方が、自己資本を増やす確実な方法ということができるでしょう。
・・
そして、自己資本比率をアップさせるには、上記の他にもう1つの方法があります。
それは、何でしょうか?是非、皆様も考えてください。
その答えは、来週に...
編集後記
以前にもちょっと書いた娘(小6)のバイオリンコンクール、何とか2次予選も通過し、全国大会本選に出場することになりました!全国大会は、8月、俄然母娘やる気を出し、夜遅くまでやってます。
すみません、とりあえず親バカ報告でした。
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