実践!社長の財務
利益計画を立てる(2)【実践!社長の財務】第255号
2008.09.22
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
自民党総裁選も見えてきた感じですね。
いよいよ今日決まるようですが、これからが本番ですね。民主党対決は一体どうなるか...
これで日本も少しは変わっていくのでは? と期待しています。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう。
利益計画を立てる(2)
高収益企業を目指すのであれば、利益計画を立てよう、という話を先週はしました。
どうせ立てるのであれば、形式的なものではなく、絶対に実行する、達成する、というものを作らないと意味がないと思います。
それも見える期間、すなわち1年のものですね。
3年の中期計画を作る場合もあるでしょうが、それでも、1年ごとに先の3年分を毎回見直す、ローリング計画でなければ意味がないと思います。(状勢は常に変わってきますので)
計画の中でも、経費計画というのは、ほぼその通りに行くものです。
人員を増やそうという計画であれば、数ヶ月あるいは1年前から動いていくでしょうから、概ねその人員は採れてしまいます。
その他の経費も、計画を達成するのは、簡単なことですよね。(削減は大変でしょうが...)
ところが、そうは行かないのが売上です。
売上はなかなか計画通りにいかないものです。
当然ですよね。相手(お客様)があるものですから。
自分たちだけでできる経費とは違い、売上の計画を達成するためにはお客様が、思惑通りに動いてくれないと、達成はできないのです。
ですから、計画の達成は、いかに売上計画を完遂するかに、かかってくる部分が大きいのです。
だからと言って、低い数値目標にしていては意味がありません。
できそうな数字を立てると、計画というのはおざなりになっていくのではないでしょうか?
売上計画は、これなら達成できるだろう、という計画を立てた上で、それに少しでも上積みすること、これが大事なのでは? と、私は思っています。
その上積みがあるからこそ、危機感が生じて、「これはちょっと頑張らないと、達成できないぞ...」と思って、1つ上の努力ができるのではないかと思います。
だからこそ計画は、ボトムアップで作った上で、最終的にはトップダウンで決めるようにする、すなわちトップが上乗せして決めるのがいいのでは、と思うのです。
そして、立てた目標は何が何でも達成する、という気持ちが組織に生まれて初めて、会社は成長していけるのでは? ないでしょうか。
編集後記
月曜日からすごい雨ですね...
とは言え、また明日も休み。本日、1日頑張りましょう! (今日はカンタンに)
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