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実践!社長の財務

あらゆることを数字化する【実践!社長の財務】第266号

あらゆることを数字化する【実践!社長の財務】第266号

2008.12.08

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

2009年度税制改正大綱は、12日に決定するそうです。
ただし、あくまで与党の税制改正案ですので、そのまま決まるかどうかはわかりませんね。去年も、3月までには決まらず、4月末までずれ込んだということもありますし...

政局は本当によくわからないですね。一体いつ解散するのか...自民党の中からも、最近いろいろな意見が出てきているので、意外と早く解散になるのかも知れませんね。

そうなると本当に税制改正もどうなるかわかりません。
今年の大綱は、そんなことも注意しながら見ていかないといけないですね。

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう。

あらゆることを数字化する

「月次決算3S」の3つ目のS、正確とは、どのようなことでしょうか?

もちろん、正しい会計処理をして、正しい数字を出す、ということはこれは、当たり前のことです。

ただし、月次決算で注意しなければいけないことは、スピーディーに出すことですので、正確を追求するあまりに時間がかかり過ぎては意味がないわけです。

翌月の行動に反映できる期間内に出さないといけないですね。
そのためには、5日位には月次決算ができている、という前提で正確さを追求していくことが大事ではないでしょうか。

この正確さ、経営の判断をする、あるいは今後の行動を行なうために必要なものですので、それを踏まえた正確さでないといけないものです。

経営の判断をするために重要なものは、すべて入っている、逆に、経営の判断をするために、そこまで必要ない、というものは概算で計算する、こともあり得ます。

たとえば、10日まで待たないと、先方からの通知がこないので正しい数字が上がってこない・・・たとえば水道光熱費などです。

こういうものであれば、使用量×単価で概算を計算することはできるし、重要性が低ければ定額を計上するなどもあるかも知れません。

このような経費は各会社や事業所の状況によって、1つずつやり方を決めていけばいいのです。

あの京セラさんでは、「ありとあらゆるものを数字化する。
そうでなければ、経営はできない。」と、言っています。

たとえば、「電気代を減らす」というのであれば、
蛍光灯を1本消せば、何分でどれだけの電気代が減るのか、○○○円の電気代を減らすには、蛍光灯を何本どれ位の時間消せばいいのか、そういうことまで具体的な数字で話すのだそうです。

それができなければ、会議からつまみ出されると...

その位の数字の正確さを追求しなければ、過酷なコストダウンに耐えられないのだと思います。

それに比べれば、まだまだ中小企業の数字の追及は甘いなあ...と思いますね。

科学とは、「分解して違いを作る」ことだと聞きました。
 
そういう意味では、月次決算は数字を科学すること、なんだと思います。

ありとあらゆるものを、数字として表し、それを分解することによって、どこをどうすれば、会社はどうなるのか、業績はどうなるのか、これを具体的に行動に落としていくことが月次決算の活用であり、そのための重要な道具が、月次決算書なのですね。

そういう考えで、月次決算の正確性を追及していくことが大事なのではないでしょうか。

編集後記

日曜日は、宝塚を家族・友人と初めて見てきました。圧巻でしたね!あの華やかさ、美しさ、カッコ良さ・・・女性が憧れるのもわかります。
先輩のお嬢様が宝塚1年生で出演する、ということで行ったのですが、そのお嬢様もすばらしい、背が高くて顔が小さくて、1年生でも雰囲気抜群ですね!・・・お父さんからは信じられませんでしたが...

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