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実践!社長の財務

ステップ1:公私混同をやめる【実践!社長の財務】第276号

ステップ1:公私混同をやめる【実践!社長の財務】第276号

2009.02.16

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
 
今日から確定申告開始の日ですね。
とは言え、還付申告や電子申告などはその前からできたり、あまり2/16が開始だという意識がなくなってきたような気がします。

とは言え、タレントさんなどが「今日一番乗りで確定申告しました!」なんて、確定申告の宣伝兼ねて、またやるんでしょうね。
 
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう。

ステップ1:公私混同をやめる

先週は、会計をベースにした【高収益企業への9ステップ】のステップゼロ:決心覚悟をお話しました。

今日は、ステップ1、決心覚悟にも出てきましたが、実際に「公私混同をやめる」ということです。

このメルマガで、何回も言っているかも知れませんが、この公私混同をやめる、というのは、本当に重要なことです。

会社を、成長・発展させていきたいのであれば・・・

  
自分の会社は、成長発展しなくていい、現状維持でいい、自分の個人会社でいい、というのであれば、「どうぞ、ご自由に。」ということで、いいでしょう。

でも、少しでも「会社を良くしていきたい」「成長発展させていきたい」と思うのであれば、絶対的に公私混同はやめるべきです。

特に、社員を入れてやっていくのであれば、公私混同はやめるべきです。社員が、可哀想だと思います。

埼玉銀行(現りそな銀行)の、中興の祖である井原隆一氏は、

「よく経営相談を受けるが、その90%が公私混同の誤りからのものである。」と言っています。
 
そして、「公私の区別を画然とすることが事業経営者の鉄則である。会社経営の成否はこの一点に帰す、といっても過言ではない。」

と言い切っています。
埼玉銀行で、たくさんの中小企業を見、また、その後に多くの企業の再建を成功させた実力経営者が言う言葉は、本当に重みがあります。

公私混同をやめること、この一点が会社経営の成否を左右するのです。それ程、大事なことだということです。

中小零細企業の社長は、気軽に公私混同をやっていますが、それが会社を成長発展させない、根本的な原因なのではないでしょうか?

ですから、【高収益企業への9ステップ】の第一番には、この公私混同をやめる、ということを挙げています。

まずは、自分で公私混同と思われることを列挙してみてください。
そして、それをやめることを決めて、実行してください。

公私混同の判断には、レベルがあります。
どこまでを公私混同と思うか、特に中小企業の経営者の場合は、その幅が広いような気がします。

まずは、自分で思うところの公私混同をやめていくこと、これが大事です。
そして次に、その公私混同の判断のレベルを上げていくこと、これが重要なのではないでしょうか?
 

編集後記

日曜日、盲目の和太鼓奏者、篠笛奏者の演奏を聴きました。
二人とも20代の若者です。すばらしい音色もさることながら、二人がとっても明るく、爽やかで、感謝の気持ちを持っていること、それにとても感動しました。

盲目になったことは、つらい事ですが、でも却ってそれによってかどうか、とてもきれいな心の持ち主になった...そっちの方が余程価値があるのではないか、と思わざるを得ませんでした。

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