実践!社長の財務
試算表をじっくり見る【実践!社長の財務】第290号
2009.05.25
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今朝も時間がなくなってしまいました。
ということで、早速「実践!社長の財務」いってみたいと思います。
試算表をじっくり見る
自分の会社の試算表(月次の損益計算書や貸借対照表など)を、よく見ていますか?
当然、月次の試算表が出れば、見ていることとは思います。
ただ、基本的には毎月同じ形態なので、いつも気にしているある部分だけを見たら、他はあまり見ていない人が多いような気がします。
是非、改めて、自社の試算表をじっくり見てください。
意外と、わからない科目などがあります。
これは何だったっけ...?というような科目はないでしょうか?
中身が何だかわからない科目・・・
この立替金はなんだろう、とか、権利金ってあるけど、こんな財産ウチにあったっけ?とか。
長期の借入金はわかるけど、この短期の借入金は何だっけ?
損益計算書の方でも、
支払手数料がこんなに多いのは何でだろう?
原価率がこんなに低いはずがない...
雑費がこんなに多いと、何だかわからない...
正直、会計人の私が自分の会社の試算表を見ても、何だっけ?と思うことがたまにあるので、
そうじゃない一般の会社の社長、幹部の方々など、月次の試算表でわからないことは、それこそ、たくさんあるのではないでしょうか?
是非、それを納得のいくよう、経理や会計事務所の方に聞いてみてください。
自分の会社のことは、まずは自分がよくわかっておく必要があります。
聞いてみたら、「そんなふうになってんの?ちょっとおかしいな。」と思うことがあるかも知れません。
いや、きっとたくさんあるでしょう。
でも、それが現実だとしたら(試算表が間違えていることもありますよ)、直していかなくてはいけません。
経営分析比率など、難しい数字を出すよりも、
まずは、自分の会社の試算表を良く見る、知ることが大事なのです。
そして、どう感じるか、何を変えていくかが、とても基本的なことで、大事なことなんです。
是非、やってみてください。
編集後記
先週は仲のいい同世代の友人が亡くなり、本当にショックです。
健康には本当に注意しないといけないですね...
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