実践!社長の財務
経営のための会計-実践的基本原則【実践!社長の財務】第322号
2010.01.04
皆様、あけましておめでとうございます。
税理士の北岡修一です。
いよいよ新年が明けました。
今日から仕事をされている方も多いかと思います。
是非、清々しい気持ちで、新たな希望、目標を描いて新年をスタートさせたいですね!
私も益々、経営の原点としての「会計」から発信して、いい会社作りのお手伝いができるよう、頑張ってまいります。
今年も引き続き「実践!社長の財務」を、よろしくお願い申し上げます。
ということで、本日も、実践!社長の財務いってみましょう!
経営のための会計-実践的基本原則
今年も、引き続き「稲盛和夫の実学」の中から、勉強していきたいと思います。
実学では、経営のための会計を実践していくために必要な、実践的基本原則として7つの原則をあげています。
7つの基本原則とは、次のものです。
1.キャッシュベース経営の原則
2.一対一対応の原則
3.筋肉質経営の原則
4.完璧主義の原則
5.ダブルチェックの原則
6.採算向上の原則
7.ガラス張り経営の原則
これらの原則は、稲盛氏が京セラを経営する中で、経理部長との日々のやり取りから、まさに、実践的な原則として生まれてきたものです。
本にも書かれていますが、これはその経理部長が、後進のためにとまとめられたものをベースとして、作られとのことです。
まずは、是非、上記の文言をじっくりと味わってください。
詳しい内容はわからなくとも、何となく伝わってきませんか?
会計学の難しい用語ではなく、正に経営の現場で使っている言葉をそのまま原則にしている、というように感じます。
本の中でも稲盛氏が言っていますが、京セラが急速な事業展開ができたのも、比較的早い段階に、上記のような原則に基づく会計システムを整備したからだ、と強調されています。
その会計システムに基づき、経営を進めてきたことが、今の京セラの発展につながっているのです。
それだけ、実践的な会計の原則と、それを反映した会計システムが重要ということなのです。
この原則について、次回から1つずつ書いていきたいと思います。
大変実践的ですので、皆様の会社経営にすぐに役立つものです。
ただ、メルマガではほんの一部しか書けませんし、私の解釈で書いていきますので、もっと全部を知りたい、早く知りたい、原文を知りたい、という方は、是非、「稲盛和夫の実学」をアマゾンなどでお求めいただき、読んで欲しいと思います。
というような感じで、本年も進めてまいります。本年も何卒、よろしくお願いいたします。
編集後記
当社の始まりは、明日5日からです。ただ、今年の年末年始は初詣以外どこにも行かなかったので、毎日PCには向かっていましたね。もう、早いところ会社行っちゃった方がいいかな、と思うくらいです。(笑)
今年の高島暦は絶好調のようです。それに乗って、今年はいろいろ積極的にやろうかな、などと考えております。いい時だけ、信じればいいですからね!
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