実践!社長の財務
『徹底力』がポイント!【実践!社長の財務】第330号
2010.03.01
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日から3月ですね。
どんどん春めいてくる季節で、何となくウキウキしてくる感じです。何て言っていると、この確定申告の忙しい時期に皆に怒られそうですが...
ということで、本日も、実践!社長の財務いってみましょう!
『徹底力』がポイント!
ここ最近、「稲盛和夫の実学」を勉強していますが、実学を学んでまた、様々な中小企業の経営を見てて思うことを、ちょっと書いてみたいと思います。
それは、「うまくいく会社と、うまくいかない会社」、「成長する会社と、しない会社」、「利益の出る会社と、出ない会社」・・・これらの会社の違いは、どこにあるんだろう? ということです。
どの会社もすばらしい理念や方針を持っています。
経営理念などを読んでみますと、悪いことを書いている会社は、1つもないですよね?
「人を騙してお金を儲けよう。」何ていう会社は、ないのです。
すばらしいこと、人々の役に立つこと、感動すること、社員にとっても是非そうなりたい、ということが理念には書かれています。
しかし、うまくいく会社と、うまくいかない会社があるのも事実です。
その違いは何だろう? と、考えるとき、やはり私は、
「徹底力」の違いだろうなあ、と思うのです。
その理念や方針や、それに基づいた様々な施策を、
いかに徹底して貫いているか、追求しているか、
細部まで落とし込んで、実行しているか、
日常の行動まで落とし込んで、実行しているか、
組織の末端の人まで、染み渡って、具現化されているか、
徹底してやろうという社風があるか、
幹部や、中間管理職の人たちが、理念や方針を徹底させるような言動をしているか、
その違いなのではないかと、思うのです。
理念や方針や様々な施策は、作ることは大事ですが、もっと大事なのは、それを細部まで徹底して実行することだと思いますね。
理念に基づき、たくさんの施策を出しているのですが、すべてが中途半端になっている会社があります。
すばらしい理念なのですが、これではなかなかうまく行きません。
いいところまで行くのですが、なかなか利益につながっていきません。
施策にアップアップしてしまうのです。
施策の数を減らしてでも、1つ1つの施策を徹底して追求し、最終的なお金に結びつけるところまで、詳細なビジネスの流れを作って、確実に徹底して実行していく、
そういうことが大事なんだと思います。
いい理念を掲げて、それを細部に落とし込んで、徹底して実行していく、これができている会社が、うまく行く会社なのではないかと、最近特に思います。
また、来週から実学を勉強していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
編集後記
先週はオリンピックに釘付けでしたね...もう今日が閉会式のようですが、もうちょっとのところで金が取れなかったのが残念です...事業仕分けもいいけれど、こうなると選手育成の予算はもっと取ってもいいのでは、と思ってしまいますね。
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