実践!社長の財務
当座買いの原則【実践!社長の財務】第332号
2010.03.15
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日は、確定申告最終日ですね。
皆様、確定申告終わりましたか?
今日までに出さないと、特例が使えなくなって、税金が高くなってしまうケースもありますから...是非、もう一度確認してみてください。
ということで、本日も、実践!社長の財務いってみましょう!
当座買いの原則
これも稲盛会計学では、よく出てくる話です。
当座買いの原則とは、「必要なものを、必要な分だけ買う」ということです。
すなわち、まとめて買えば安くなるかも知れないけれど、そうはせず、1個あたりが多少高くなっても、その時、必要な分だけを買う、ということなのです。
まとめて買えば安くなる、ということは、よくあることで、言って見れば、経営の原則のようなものです。
それをあえて、必要な分だけを買う、と強調しています。
それは、なぜかと言えば、実学では次のように言っています。
「使う分だけを当座買いするから、高く買ったように見えるが、社員はあるものを大切に使うようになる。余分にないから、倉庫も要らない。倉庫が要らないから、在庫管理も要らないし、在庫金利もかからない。これらのコストを通算すれば、その方がはるかに経済的である。」
思い当たることがあるのではないでしょうか?
まとめて買えば安いからと言って、たくさん買ったはいいけど、使われずにずっと、残っている...
結局は高い買い物をしたのかも知れませんし、それ以上にいつまでもモノが残っている...という雰囲気が良くないですね...
消耗品など腐りはしないけれど、残ったものから発するマイナスのオーラというものがある、ような気がします。
京セラのような製造業でなくても、様々な消耗品や文房具など、あるいは梱包の資材など、まとめ買いしてムダになっているものはないか、
残り物のマイナスオーラを発しているものはないか、早速、点検してみてはいかがでしょうか...?
編集後記
今、稲盛和夫氏の実学をベースにした本を企画中...ただ、確定申告や何だかんだで進まず、ちょっとあせり気味...申告も終わったことだし、これから頑張ろう!
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