実践!社長の財務
トップの考えを伝える【実践!社長の財務】第346号
2010.06.21
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
かなり税制改革論議が本格化してきそうですね。とてもいいことだと思います。ただし選挙対策ではなく、財政の問題を含め、根本的な問題を議論して欲しいですね。
今のままでは、まったく将来が見えませんので...
ということで、本日も、実践!社長の財務いってみましょう!
トップの考えを伝える
ガラス張り経営の原則では、数字だけでなく、トップの考えを社員に、理解できるように伝える、ということが大事です。
トップが何を考え、何を目指しているのか、これを正確に伝えることです。
そのためには、多大な労力を要するものです。
トップの考えを伝えるための、時間や手間やお金、これを惜しんではいけません。
会社の成長発展のための重要なコストですから。
トップの考えが明確になっており、それが末端の社員まで伝わっていないと、年初計画などにおいても、各部署バラバラ、会社として何を目指しているのかわからない計画になってしまいます。
これでは、会社全体の力が半減どころか、下手をすると足を引っ張り合う経営になってしまいます。
同時に年初だけでなく、毎月の月次会議などにおいても、実際の数字を見ながら、現状はどうなのか、この状況はトップの方針に沿っているのか、いないのか、方向を修正するのだったらどっちの方向に修正するのか、その方針を明確にしていかないといけません。
月次会議というのは、業績会議であるとともに、トップの方針の確認、でもあるのです。
言葉だけでなく、数字で指し示すことは大変重要だと思います。
また、現状遭遇している困難な状況や、経営上の課題を社員にも知らせていくことです。
これにより社内のモラルを高め、ベクトルを合わせていくことができるからです。
社員の力が集積されたものが会社の力であり、社員の力が結集できなければ、目標を達成することや困難を乗り切ることもできないでしょう。
そのための、最低条件が、社員に対して経営を限りなく透明にするということだと思います。
編集後記
先週末は、妻の実家である熊本に行ってきました。お祝い事があって、一族集結したのですが、東京から行った各兄妹家族は、時間差はあるのですが、まったく同じコースを通ってきた(同じホテル⇒老舗の熊本ラーメン店⇒熊本城・・・)のにビックリ。大きくなってもさすが兄妹ですね。
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