実践!社長の財務
血肉化していくことが大事【実践!社長の財務】第349号
2010.07.12
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
民主党、思った以上の大敗でした。
やはり消費税は鬼門ですね。
それにしても菅首相の話を聞いていると、その場の取り繕いみたいなことを言うことが多いようで、もう少しじっくり考えて欲しいと思います。特に税制については...。
そんなところがやはり敗因なんではないでしょうか?
ということで、本日も、実践!社長の財務いってみましょう!
血肉化していくことが大事
長い間、「稲盛和夫の実学」を勉強してきましたが、それも今回で最終回にしたいと思います。
もちろん、このメルマガは続けていきますし、そこには実学で学んだ原理原則が、常に入っていることになるだろうと思います。
私もずい分、何度も実学を読みましたし、この9ヵ月近く実学を題材にこのメルマガを書いてきましたから、その考え方がかなり体にしみ込んできているのではないかと思います。
本や勉強をするだけでなく、いわゆる「血肉化」をしていくことが重要です。
いちいち本を確認するのではなく、また、暗記して覚えようとするのでもなく、学んだことが体の一部になるくらい、深く考え、実践していくことだ大事です。
気がついたら自然にそのように考え、行動している、というくらいまで、高めていくことによって、この稲盛氏の教えは本当に意味のあるものになるでしょう。
実学は、稲盛氏の経営哲学が、会計という体系を通じて、表されたものです。
実学によって、会計の本質を勉強することが、経営哲学を勉強することにつながっていきます。
経営哲学と会計という、論語と算盤を合わせ持つことが、経営者には絶対的に必要だと思っています。
会計をいかに活用するかを学びながら、結果として、経営哲学、理念を実際の経営実務に応用できる形で学んだ、というのが実学を勉強してみて、心から感じたことです。
今後の目標として、この実学をベースに、さらに今までの中小企業の経営を間近で見、経営者とともに悩んできた経験を加えて、中小企業の経営と会計のための本を、作ってみたいな、ということです。
今年初めから企画をして、なかなかまとまりませんが、いずれそのような本ができたら、是非このメルマガの読者の皆様に読んでいただきたいなと思っております。
その節は、よろしくお願いいたします!!
編集後記
週末は、山形に行ってきました。全国的に有名になった、ラスクのシベールさんを訪ねて。勉強仲間でもある同社会長の夢であった文化施設もじっくりと拝見させていただきました。
やはり純粋な心・想いを持ち続けていると、必ずそれは実現するんだ、というのを目の当たりにしてきました。おいしいお菓子もたくさん買ってきました。さわやかな気持ちになった週末でしたね。
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