実践!社長の財務
部門別損益を活用しているか?【実践!社長の財務】第360号
2010.09.27
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
先週後半から急に秋らしく?、涼しくなってきましたね。
もうそろそろ、クールビズを終わっても、大丈夫かも知れませんね。
やはりネクタイをした方が、私としては引き締まりますが...。
ということで、本日も、実践!社長の財務いってみましょう!
部門別損益を活用しているか?
部門別損益は、その部門のリーダーやメンバーが、その数字を見て、理解できること、納得できることが必要です。
売上は、最も目標とすべきことでしょうから、常に頭にあり、今月は、いくらになったのかなどは、当然、気にしていることでしょう。
原価やそれを控除した粗利も、一般的には、部門のリーダやメンバーは、正しく把握しているはずです。
いくら売上を上げても、粗利がなければ、部門は成り立ちませんので、当然、自部門の粗利率はどれくらいかは、把握しているはずです。
ただ、リーダーはともかく、メンバーは売上しか把握していない、という会社もありますので、それはすぐにでも改善して欲しいことです。
自分のやっている仕事の粗利もわからないようでは、1人前のビジネスマンとは、言えないのではないでしょうか?
さらに、粗利から販売費・一般管理費(略して販管費)を差し引いて、営業利益を出すわけですが、この段階になると、部門別に、しっかりと営業利益を把握している中小企業は、意外と少ないように感じます。
部門別の営業利益を、出してはいても、経理や経営者や、もうすこし広げて部門のリーダーや管理者が、数字として表面上把握している、という程度が多いような気がします。
部門別の営業利益を、真剣に経営に活用しているケースが、中小企業では少ないのです。
これについては、次週以降お話していきたいと思います。
編集後記
実は今、上海に来ています。残り1ヶ月になった万博見学をメインに来ています。29日水曜日まで行っていますので、関係者の方、連絡が付きにくくなっていますが、ご容赦ください。(連絡に使ってしまいました)また、帰ったら、来週報告したいと思います。
メルマガ【実践!社長の財務】登録はコチラ
⇒ https://www.mag2.com/m/0000119970.html