実践!社長の財務
経営会計とは2【実践!社長の財務】第409号
2011.09.05
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
野田新総理、誕生しましたね!
なった時は、エッと思いましたが、その後のお話などを聞いていると、もしかしたら意外といいかも、やってくれるかも、という期待を持たせてくれますね。
前の方、その前の方と比べると、実直さが違うようなそんな気がします(笑)。私と同い歳、というのもいいですね!
是非、日本を明るくしていってほしいと思います。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
経営会計とは2
先週書いた「経営会計」、聞きなれない言葉かと思いますが、似たような言葉に「管理会計」というのがあります。
会計には、主として2つあって、1つが「財務会計」そしてもう1つが「管理会計」と、言われています。
「財務会計」は、株主や債権者、税務署、取引先など
外部への報告を主目的にした会計です。
それに対し「管理会計」は、会社内部の管理目的、業績管理のための会計とされています。
「経営会計」も「管理会計」も、もともとは、Management accounting から来ているようです。
最初に訳した人が、これを「管理会計」と訳したことで、「管理会計」が主になってしまっています。
そのため、管理をすることが目的のような会計になってしまっている面もあります。
でも、Managementですから、「経営」ですよね。
管理会計というと、会計で各部署、各社員を管理するみたいなイメージがあるので、ちょっと違和感があります。
ですから、私は「経営会計」という言葉を使っていきたいと思っています。
それにさらに加えて、私の尊敬する稲盛和夫氏がその著書「稲盛和夫の実学」のサブタイトルに
「経営と会計」とつけていること、その本の中で
「経営のための会計学」と、言っていること
などからも、やはり「経営会計」と呼ぶことがふさわしいのでは、と勝手に思っています。
「経営会計」の目的は、会計から会社を良くしていくことが目的です。
正に、このメルマガの目的
「財務アプローチで、強い会社・儲かる会社をつくる」
と同じです。
会計には、それだけの力があると信じています。
会計を、常に経営の中枢に置いて経営すること、これが高収益で永続する会社を作っていく肝だと思っています。
来週からは、この経営会計の肝になる部分を、書いていきます。お楽しみに!
編集後記
いよいよ9月、夏休みモードも終わって、ビジネスモードに転換していかないといけないですね。8月はいろいろな会も夏休みでしたが、私のやっている異業種交流会もまた9月から再開します。
ビジネスモードで突っ走りたい方、よろしかったら来てくださいね。西新宿でやってます。次回は9/20(火)夜です。初回参加者無料!(懇親会は別)です。
詳しくはこちらから→ http://www.tmbc.co.jp/
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