実践!社長の財務
企業体力をつけていこう!【実践!社長の財務】第419号
2011.11.14
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
復興増税が、ようやく決まりかけてきましたね。
自民党の執拗な反対で、たばこ税の増税がカットされるようですね。
なぜ、そんなにたばこ税にこだわるのか、たばこを吸わない私にはわかりませんが(笑)。
そのおかげで、所得税や住民税の増税幅が増えてしまいました。それも25年に渡って...ちょっと長いですね。
でも、これでようやく来年度税制改正、そしていよいよ消費税の増税も上がってきそうです。
ここからが正念場ですね。どうなるのか、見ものです。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
企業体力をつけていこう!
先日、著名な経営コンサルタントである、井上和弘氏のセミナーに行ってきました。
井上氏の提唱していることは、私がここで書いていることと非常に共通項があるので、とても共感できます。
その中で1つだけ紹介します。氏の本にも書いてあることです。先日のセミナーでも、これを強調されていました。
それは、企業がピンチの時こそ、体力が重要だということです。
企業は体格ではなく、体力だと言います。
体格とは、売上とか社員数とか、いわゆる企業の規模を表すものです。
では、企業の体力とは何か?
それは次の計算式で表せる、企業体力指数だということです。
企業体力指数=ROA×自己資本比率
ROAも自己資本比率も、このメルマガではずい分書きました。皆様、おわかりですよね?
もう一度書いておくと、
ROA = 経常利益/総資産
自己資本比率 = 自己資本/総資本
ということです。
それぞれの説明は、もういいですね。
ROAは、収益性を表し、自己資本比率は、安定性を表しています。
総資本の中身は、自己資本が多くて、資金繰りが非常に楽で、安定している。
さらに、その総資産をフルに活用して、高い利益を上げている。
この2つが揃えば、
スリムで筋肉質の体で、もの凄いスピードがあって、抜群の記録を出す、アスリートのような会社になりますね。
そんな会社を目指していこう、というのが企業体力指数です。
この数字を、300%を目指し、330%以上が合格だと井上氏は言います。
ROAが10%以上、自己資本比率が33%以上で、この数字が達成できますね。
御社の数字はいかがですか?
是非、330%以上の「体力」を付けていきましょう!
編集後記
明日は弊社主催の異業種交流会。毎月第3火曜日にやっていますが、いつもその前は、ちょっとドキドキしています。
皆様来てくれるだろうか、雨は降らないだろうか(私が雨男?のようで、よく降るんです)、有意義な会にできるかどうか・・・心配したらきりがありませんが、いつも心配ですね。
だから、終わるといつもホッとして少し飲み過ぎてしまいますが。ということで、よろしかったらどなたでもお出でください。
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