実践!社長の財務
他社と圧倒的な差をつけよう!【実践!社長の財務】第421号
2011.11.28
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
年末に向け、税制改正も大詰め。消費税はかなりの大混乱になりそうです。大阪でも維新の会が躍進。
何か政界が混とんとしてきそうですね。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
他社と圧倒的な差をつけよう!
先週土曜日は、私が参加している勉強会で、ある上場企業の創業社長から、直接お話を聞く機会を得ました。
大変勉強になりましたので、少しシェアさせていただきます。特に財務、数字に関するお話の部分を以下に紹介させていただきます。
会社は、社員の幸せを一番に追求していかなければならない。
物心両面・・・まずは、物が先。
物=経済的なもの、すなわち給料。いい給料を払えるようにしていくことだ。
そのためには、1年間売上がゼロであっても、給料を払える会社を作れ。
1ヶ月の給料が5,000万円であれば、6億円の現預金を持つ会社を作れ。
経常利益10%は、絶対に出せ。できなければ社長をやめろ!
経常利益が5%を切ると、資金繰りが苦しくなる。
今、経常利益が10%出ていない会社は、3年以内に10%にすると決めて、実行することだ。
そのためには、計画を作る際、経常利益から書くこと。
経常利益から書いて、経費を足して、いくらの粗利益、いくらの売上がなければいけないのか、それを出すこと。
そうすると、絶対無理!という数字が出てくる。
今までの延長線上では、とてもできないという売上が出てくる。
そうなると、何か新しいことをやらなければならない、ということになる。
では、新しいことはどうやって見つけるのか?
それは、社長がお客様を1件1件訪問することだ。お客様が、担当者に言うことと、社長に言うことは違う。
お客様の声を聞くこと、これが社長の一番の仕事である。
その中から、やるべきことが自ずとみつかってくる。
そして、お客様の本当の要望というものをみつける。
それを徹底的に追求する。
他社との絶対的な差、圧倒的な差をつけることである。
圧倒的な差があれば、値段など関係なくなる。
高くても、買ってくれるのである。
御社が、同業者に対して持っている、あるいはこれから持とうとしている「圧倒的な差」とは何ですか?
それを考えてみましょう。
それを明確にする、具体的にして、追求すること。
そうすれば、経常利益10%以上の会社に必ずなることができるでしょう。
編集後記
今週からいよいよ忘年会シーズン突入。忘年会とともになぜか仕事も年末に向け、やるべきことがドンドン増えていきますね。とにかく年内というのは1つの区切りなので、何とか年内に終わらせたい、という気持ちになってきます。
皆様、このシーズン体に十分注意していきましょう!
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